決済とウェアラブルの新たな切り口!? 一見不便そうな決済機能付ブレスレット (2/2ページ)

FUTURUS


■ 利用シーンをあえて限定する

腕に着けていることで、いつでもどこでも気にせず持ち運べる。そこにこの『PureWrist』の価値がある。

散歩やランニングのついでに自販機で飲料を買ったり、近場のコンビニやスーパーにちょっと買いだしに行く。そんな時に手ぶらの便利さをこの『PureWrist』は提供してくれるのである。

提供側も、それを狙ったかのように対応店舗をコンビニやスーパー、自販機と比較的“低価格の決済を行う店舗を中心”に展開している。

一見すれば腕に着けられるだけでプリペイドの不便なサービスに見えるが、“想定された利用シーンとユーザー”を明確にすることでその利用シーンに“最適化”され便利になってくるのである。しかもその利用シーンが誰にでもあてはまるものゆえに、その価値に納得してしまうのだ。

ちなみに、これがクレジットだったらなおさら便利だろうか。人にもよるだろうがクレジットを常時腕に付けておくのはあまり気分のいいものでもないし、紛失した時を考えるとちょっと……と考える人もいるのではないだろうか。

低価格決済が中心ゆえにそこそこの金額をチャージしておけば月に1度位の手間で済むだろうし、“あえてリスク管理を自分でできるようにしている”と考えることも出来るだろう。

『PureWrist』は前述のとおり現在クラウドファンディングの『Indiegogo』で出資を募っている。

40ドル(約5,000円)の出資で手にすることができるがこのサービスはカードの関係上、アメリカのみでの提供だ。日本よりカード社会のアメリカならば、確かにこの手のサービスは必要とされているのではないだろうか。

それに加え、日本で提供する際には非接触ICの端末など様々な障壁があるのも事実だ。この辺を上手くできる事業者が日本でも現れれば、大きなマーケットをものにできる可能性もあるのではないだろうか。

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