お金のプロに聞いた!世帯年収別「人生の3大イベント」資金の貯め方
お金のかかるライフイベントを考えた時、思い浮かぶのは家族で暮らす住宅の購入、子どもの教育費、自分たちの老後資金の3つではないでしょうか?
ご家庭の事情で必要金額は変わってくるかと思いますが、ある程度必要な額を知っておくといざという時に慌てないはずです。
そこで今日は、フィナンシャルプランナーの筆者が世帯年収別に人生の3大イベントに備えておきたい貯金目安額をお伝えしたいと思います。
■どんな未来にいくらかかる?
●住宅購入費用
住宅購入費用として用意したいお金は、物件価格の1~2割です。2,500万円の家なら500万円、4,000万円なら800万円。頭金が1割以上あると、住宅ローンの金利優遇など借入メリットもあるのでオススメです。
●教育費
私立か公立かによって学費に1,000万円以上の差があります。そこで、お子様の高校卒業までに、公立大学4年間の進学費用500万円を貯めることを目安にしてみてください。中学受験を想定しているなら、前倒して小学校卒業までに貯められると進学後の家計がやりくりしやすいと思います。
●老後資金
月20万円の生活費で暮らせる世帯であればザックリ2,500万円。30万円はかかりそうなら、その倍の5,000万円と考えてください。後に述べるように、年収が高めのご家庭ほど生活水準が上がる傾向があります。生活水準はなかなか引き下げられないもの。高収入世帯ほど早めに老後への備えをすべきだと思います。
大きな資金を貯めるには時間がかかります。将来の収入変化に備え、複数手段で貯めることがコツです。
例えば、教育費を貯めるのに積立預金と学資保険の二本立てにする。住宅購入資金を貯めるなら、住宅ローンを組むことを想定して複数の金融機関で積み立てしつつ会社の住宅財形貯蓄制度も使うなどです。そうすることで、収入減少時に、解約ではなく、どれかを止めて(減額)対応できます。
■年収別これだけは貯めておきたい貯蓄ポイント
【世帯年収300~500万円の場合】
お子様の児童手当や子育て世帯臨時特例給付金はすべて貯めましょう!
現状の制度のままであれば、0歳から中学卒業まで1円も使わずに貯めれば200万円以上は貯められます。
残り300万円を単純に高校卒業の年まで17年間に毎月積み立てるとすれば、約1.5万円/月です。家計やりくりや、子育てが落ち着く小学校入学後に働いて貯めることを考えてみましょう。途中解約しにくい学資保険を、お祝い金や特約をつけずに活用する方法もあります。
【世帯年収500~700万円の場合】
家計にゆとりが出ても“ないもの”として、その何割かを投資資金にしてお金に働いてもらうことを考えてみましょう。たとえば、値上がり益や配当金が非課税になるNISA口座を開き、毎月少しずつインデックス型の投資信託を買い付けるなどが考えられます。
また、食に関心があるお家なら、自治体へ寄付しておいしいご当地食材がもらえる『ふるさと納税』もオススメです。2015年4月から制度が拡充され、使い勝手も良くなりました。
【世帯年収700~1,000万円の場合】
収入が増えるに従い「これ位はいいか」とステータス消費がかさみ、生活費もアップしがちに。納付する社会保険料額も増えます。節税にもなる確定拠出年金を検討してはいかがでしょう。
確定拠出年金は60歳まで引き出せないデメリットはありますが、掛金すべてが所得控除の対象です(掛金に上限あり)。お勤め先に確定拠出年金制度があるなら“マッチング拠出”できるか確認してみましょう。ご自身で掛金が出せれば、節税しつつ老後に備えられます。企業に制度がない、あるいは自営業の方でしたら個人型確定拠出年金を検討してみてください。
いかがでしたか?
今日ご紹介した中でご自身ができるものから目安を定めてこつこつ実践していくことで、家族がハッピーで暮らせる未来がみえてくるはずですよ!