ベストセラー教育家に聞く!子どもが将来「言い訳をする大人にならないため」の2つの秘訣
職場でこんな光景を見たことはありませんか?
上司:「どうして、期日を守らないんだ」
部下:「でも……昨日、遅くまで飲みに出かけていたもので出来なかったんです」
注意すると必ず言い訳、“ああ言えばこう言う”というような自分のミスを正当化しようとする自己防衛の強い人っていませんか。こんな大人にならないためにはどうすればいいのでしょう。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“言い訳をしない大人に育てる秘訣”についてお話します。
■「やってしまったこと」は素直に謝らせよう
子どもがよろけた拍子に友達の背中を押してしまいました。友達は押された拍子に転んでしまいました。そんな時に子どもにはなんと言えばいいのでしょうか。
ママ:「お友達を押したらダメでしょ。“ごめんなさい”は?」
子ども:「だって、わざとじゃないもん」
ママ:「あら、そうだったの」
こんな時はどうでしょう。我が子が友達のおもちゃを奪い取りました。
ママ:「お友達のおもちゃ、取ったらダメでしょ」
子ども:「だって、○○ちゃんだって僕の玩具、取ったことあるもん」
一見、理解のあるママの行動ですが、どんな理由があろうと友達が転んでしまった、おもちゃを取ってしまったのは事実でやってはいけないことです。
“○○だから許してやろう”“○○だから仕方がない”で片付けてしまってはなりません。理由はどうであれやってしまったことについてはきちんと「ごめんなさい」と謝らせましょう。
■やったことに対して「その次の行動」を教えよう
咄嗟に子どもが言い訳するのには理由があります。“ママに怒られたくない”“嫌われたくない”と思うからです。だから「自分が悪くはない」と言い逃れするのです。
例えば、子どもが牛乳をこぼしました。ママは「どうして牛乳零すの!」と強く叱ります。咄嗟に「だってわざとじゃないもん」と言ってみたり、時には「風が吹いてきて勝手に倒れたんだ」と嘘とわかる嘘をついたりします。こんな、やりとりが“防衛本能”を強くしてしまうのです。
零れてしまった牛乳に対して“どうして”“なぜ”と強い調子で追及されても答えようがありません。ママが「なんで零すのよ! 私に余計な仕事を作って!」と言いたくなるのはわかります。でも、グッと堪えて心の中だけで叫んでいましょう。そして、次のように言いましょう。
ママ:「あら、牛乳零しちゃったのね。どうすればいい?」
子ども:「拭く」
ママ:「誰か拭くの?」
子ども:「ママ」
ママ:「ママじゃなくて自分で拭こうね」
上手に拭けなかったら一緒に拭いて後始末を手伝うのは構いませんが、子どもでも自分のやったことに対しては自己責任を追わせましょう。こうして気を付けるようになるのです。
但し、謝る必要のないときに、牛乳を零したからと「ママにごめんなさいは?」と叱責するのは何だかおかしいですよね。ママのために牛乳を零さないのではありません。 “雑巾で零れた牛乳を拭く姿勢だけで十分”と思いましょう。
いかがでしたか。
やってしまった相手に対しては、まず、お詫びの言葉。やってしまって思わぬ結果に出たら、片付ける行動をとらせる。そんな躾が言い訳しない大人にしないための第一歩になりますよ。