子どもがウンザリする「理想が高いママ」が言いがちな3つのNGワードとは
子どもにはいろんなことができるようになってほしいというのは、ママ共通の願いですよね。でも、その思いが強すぎるあまり、子どもに“むちゃぶり”していませんか?
大人の目から見ると他愛のないことであっても、子どもにとっては“高すぎる要求”。ママの理想を押し付けると、子どもが成長する前につぶれてしまいますよ。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が、子どもに理想を押し付けるママの“むちゃぶりワード”3つをご紹介します。
■NG1:「最後までちゃんと座って聞きなさい!」
園から“絵本の推薦図書”の一覧表。園によって内容に違いはあれど、おおよそ『桃太郎』『かぐや姫』『赤ずきんちゃん』などの昔ばなしが紹介されていることでしょう。
この一覧表をもらったら、教育熱心なママは早速本屋へ走り、家で読み聞かせを始めることと思います。でも大抵の場合、子どもはさっぱり興味を持たず、話も聞かずに明後日の方向を向いてしまいます。
そんな時、「良い本なんだから最後までちゃんと聞いてて!」と叱ってはいけません。
今までろくに読み聞かせをしていなかったのに、ある日突然読み聞かせが始まったら、子どもだって興味が持てないのは当然です。特に、いきなり長文の昔話を聞かされて、最後までじっと座って聞いていられる子はまずいないでしょう。
辛抱強く読み聞かせを続けても、なかなか興味を持たない場合は、大好きなキャラクターの絵本や、電車や恐竜の図鑑などを与えて、まずは活字に触れさせていきましょう。そのうち長い文章にも慣れ、名作にも興味を持つようになりますよ。
■NG2:「身体に良いんだから残さず食べて!」
保育園などの玄関にはよく、“バランスの良い食事”のポスターが貼ってありますよね。ご飯、みそ汁、焼き魚、酢の物……というように、理想的なメニューが紹介されています。
これを見た健康意識の高いママは、今日から早速実践しようと、スーパーで食材を買い込み、ポスターにあるメニューを一生懸命作ることでしょう。でも、子どもが少食だったり、好き嫌いが多かったりすると、せっかく作ったご飯から顔を背けてしまうことも。
そんな時、「身体に良いんだから残さず食べなさい!」と叱って、無理矢理に食べさせてはいけません。叱られながら食べるご飯は大変まずいものなので、子どもは食事すること自体が嫌いになってしまうかもしれません。
確かにバランスのよい食事は大切です。しかし、何でも好き嫌いなくモリモリ食べるタイプではない子どもに、“理想的な食事”を与えたところで、いきなりモリモリ食べるようになるはずがありません。
もしお子さんが少食や偏食気味という場合は、「まずは食べられるものを増やしていこう」と緩く考えてみてはいかがでしょうか。給食がある園なら、「昼食でプロの栄養士が考えたバランスの良い食事を食べているからOK!」と、割り切ってしまいましょう。
■NG3:「公園に来たんだから元気に遊びなさい!」
せっかく公園に連れて行ったのに遊具で遊ばす、石ころを触ったり、地面のアリを見つめ続けたりする子っていますよね。
親としては、せっかく公園まで連れてきたのだから、広場で思い切り走ったり、ブランコや滑り台で遊んだり、家の中ではできない遊びをしてほしいですよね。
だからといって「公園では元気に遊びなさい!」と、遊び方を押し付けてはいけません。
“子どもは公園で元気に走り回ったり、遊具で遊ぶものだ”というのは、大人の勝手な考えです。その子は土や石、虫を見たいのですから、まずはその願いをまず叶えてやりましょう。
いかがでしたか。
「子どもにはこうあってほしい」という理想を追い求めすぎると、子どもが疲れ切ってしまうだけでなく、思い通りにならないことでママもストレスを溜めてしまいます。
高望みをしすぎずに、我が子の現状をしっかりと見つめて、子どもに合わせた対応をしましょうね。