妊娠中にすると将来「子どもの肥満リスクを高める」日常のNG行動3つ
子どもの肥満の数が急増しているのをご存知ですか?
子どもも大人と同じように、肥満になると、糖尿病や動脈硬化、脂肪肝などいろんな生活習慣病にかかる危険がでてきます。
子どもの肥満が増えている要因としてよく挙げられるのが“食生活の変化”や“運動不足”ですが、実は妊娠中のママの行動も大きく関わっているようなのです。
そこで今日は、妊娠中のママの行動と子どもの肥満が関係する理由について、お伝えします。
■妊娠中の行動と「将来の子どもの体重」は大きく関係していた!
米国テキサス医療大学とギリシャ・ハロコピオ大学の共同研究で、妊娠中のママの行動と子どもの将来の肥満リスクについて、驚くべき報告がなされました。
それは、“運動をしておらず、喫煙している妊婦が、妊娠中の体重増加が推奨量以上の時、その子どもが8歳になった時に過体重や肥満児となる割合がはっきり高くなる”というものです。
また、ギリシャの国民データベースから無作為に5,125人の子どもとその母親を選び対象とした研究として、主に妊娠時の年齢や体重増加量、運動の程度、喫煙の有無、アルコール摂取量と子どもの8歳時のBMI(体格指数)の情報が標準化された質問票をもとに、電話調査で収集されました。
その結果、“妊娠中の母体の体重増加量や身体活動量、喫煙の有無の項目において、子どもの肥満と強い関連がみられた”ということ。
また、妊娠中の適度な運動が、小児期の過体重や肥満の子どものリスクを下げることも明らかとなっており、子どもの肥満予防として、産んだ後の子どもの食事などに気をつけるのはもちろん、妊娠中も食事や運動にじゅうぶんに気をつけないといけないということが分かりますね。
■将来子どもを肥満にさせないために妊娠中にできる3つのこと
(1)運動はむしろ積極的に
上で述べたとおり、妊娠中の適度な運動は、小児期の過体重や肥満の子どものリスクを下げます。
お出かけは車や自転車を使わず歩いたり、マタニティヨガ教室に通ったり、ラジオ体操をしたり……。どうしても体がしんどいときは別ですが、安定期に入り体調に問題がない場合は、意識して体を動かす時間を取るようにしましょう。
(2)無意識に砂糖を取りすぎない
体重を必要以上に増加させないよう、カロリーにも気をつけてみましょう。
食べないと気持ち悪くなる食べつわりの方もいらっしゃると思いますが、おやつは無糖ヨーグルトにする、炭酸飲料はジュースではなく無糖の炭酸水を選ぶ、など少しの工夫を加えることが子どもの健康につながります。
(3)喫煙をしない
妊婦の喫煙は、早産や低体重児出産など、さまざまなリスクの原因にもなるもの。やはり妊娠したら喫煙はやめましょう。
最近は妊婦の禁煙外来を行っている医療機関も多いので、もしどうしてもやめられない場合はこういった機関も活用してみましょう。
いかがでしょうか。
子どもが肥満になる原因は、子どもの食生活や運動不足だけではなく、妊娠中のママの行動も密接に関わっていたんですね。
適度な運動をする、体重が必要以上に増えないようにする、喫煙をしない、など「ちゃんと普段から気をつけている」というママは多いと思いますが、「あまり意識していなかった……」というママは、将来子どもを肥満にさせないためにもより気をつけて実践してみましょうね。