パーキンソン病の症状を改善させるヘッドバンド型装置 (2/2ページ)

FUTURUS


■ 手術を不要にするヘッドバンド

そこで学生たちは、ジョンズ・ホプキンス薬学部の研究者で、身体を傷つけない方法でのパーキンソン病の治療を研究をしているYousef Salimpour氏に相談した。彼の研究では、脳の特定の部位を刺激するために、頭のまわりに設置した電極間に微細な電流を流す方法をとる。そこで研究チームの学生たちはその方法を採り入れることにした。

彼らが目指したのは、パーキンソン病の患者が扱いやすい大きなボタンで操作できる、バッテリー駆動の試作品だった。そして医師の立ち会いのもとで1日に20分のみ使えるとした。

そして、4ヵ月以上かけて何十人ものパーキンソン病患者からヒアリングをしつつ、協力も受けてヘッドバンドのデザインを改善していった。また、ジョンズ・ホプキンスの神経学者、神経外科医、神経エンジニアら、さまざまな研究者の協力で開発を進めた。

準備段階における結果は前途有望なものでした。パーキンソン病の患者さんたちには、もっとその処置をやってくれるように頼まれましたが、現時点ではFDA(アメリカ食品医薬局)に認可されたポータブル版の市販品があるわけではないので、それは不可能でした。(中略)私たちは、この技術をもとにしたデバイスで、パーキンソン病の患者が早く自宅でもこの所地ができるようになることを望んでいます

と、この試作品の開発に協力した研究者Salimpour氏はいう。

近年は遺伝子関連やナノ技術の進歩による新しい病気治療法が続々と研究されているが、それ以外の方法でも、新しい病気治療法の探求は進んでいるようだ。

パーキンソンはやはり高齢になると出やすい病気のようだ。高齢化が進むこれからの世の中では、これまで以上に求められる技術かもしれない。

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