成長ホルモンが30%減少も…!子どもの「イビキ」に潜むコワ〜イ病気とは?
寝静まった夜に、幼い我が子が、“イビキをかいている”ということはありませんか?
ごくたまにする、穏やかなイビキであれば問題ありませんが、毎回のように耳を疑うような激しいイビキをしている、となると注意が必要です。
今日は、“幼児のイビキに潜む怖い病気と家庭でできる対策”についてお伝えします。
■大人だけじゃなかった!子どもにも増加中の「睡眠時無呼吸症候群」
子どものイビキが激しく、毎晩のように続き、しかも息苦しそうにしているといった場合、“睡眠時無呼吸症候群”を疑ったほうがいいかもしれません。睡眠時に呼吸が止まってしまうという怖いこの症状。実は最近、大人だけではなく子どもにも増えているのです。
睡眠時無呼吸症候群とは、厳密には、“睡眠中10秒以上の呼吸停止が7時間以上の睡眠で30回以上、もしくは1時間あたり5回以上起きる”状態です。
無呼吸症候群の大部分を占めるのが“閉塞性睡眠時無呼吸”。
閉塞性睡眠時無呼吸は、睡眠中に喉や上気道が繰り返しふさがれることで発生します。大きなイビキをかいて、睡眠中に呼吸停止を起こし、息苦しくなって突然目を覚ますこともあります。
睡眠の質が悪く熟睡ができないので、集中力の低下や頭痛、イライラの原因にもなります。重篤な場合は、成長ホルモンの30%減少などの影響も明らかにされています。
■子どもが「睡眠時無呼吸症候群」になる原因とは
子どもが閉塞性睡眠時無呼吸になってしまう原因として多いのが、“アデノイド肥大”や“扁桃肥大”です。
喉の奥にあるリンパ組織のかたまりをアデノイドと言い、このアデノイドや扁桃が通常より大きくなると、鼻から喉までの上気道が狭くなります。そうすると呼吸がしにくい状態になり、睡眠時無呼吸症候群になってしまうというわけです。
アレルギー性鼻炎や肥満、歯の噛み合わせが深い重度の過蓋咬合(かがいこうごう)、下顎が小さいなどの顎の形態異常も、上気道を狭くし無呼吸を引き起こす原因とされています。子どもの歯並びを注意してみてあげることも必要ですね。
また、“口呼吸”にも注意が必要です。鼻がよくつまる子は、“口呼吸”をするのが癖になっていることがあります。口呼吸が癖になり、口を開けたまま寝てしまうと、下顎が後退し、舌が喉の方向に押し出されます。
その結果、上気道が狭まり、睡眠時無呼吸の状態になってしまうことになります。
■家庭でできる「睡眠時無呼吸症候群」3つの予防
子どものイビキが気になり、「もしかして睡眠時無呼吸症候群かな?」と思ったら、早い段階で耳鼻咽喉科のある病院へいきましょう。
また、歯や顎の変形で気道が塞がれている場合もあるので、その場合は歯科医に行って適切な治療を受けることになります。その前に家庭でできる予防法をご紹介します。
(1)太り過ぎないようにする
肥満は上気道を狭くし、呼吸をしにくくします。栄養バランスには気をつけ、太りすぎないようにしましょう。
(2)食べ物はよく噛むこと
噛まない食事は下顎の発達を悪くし、上気道を狭めてしまう原因になります。食べ物はよく噛むように促し、噛みごたえのある食事を心がけ、顎の発達を促してあげましょう。
(3)鼻で呼吸する
子どもが特に鼻がつまっていないのに口を開けて呼吸しているようなら、口呼吸が癖になっている証拠です。鼻でちゃんと呼吸するよう促してあげましょう。また、口呼吸が癖にならないよう、鼻の通りが良い状態をいつも心がけてあげることも大切です。
いかがでしたか。
息がしづらくて熟睡ができない、というのは大人でもとても辛いこと。成長期の子どもなら、なおさらです。
子どもはよく寝て、よく食べて大きくなっていくもの! イビキは睡眠時無呼吸症候群の一番わかりやすいサインです。注意して見てあげてくださいね。