親次第でみるみる仲が良くなる!「兄弟喧嘩」の上手な対処術とは
兄弟・姉妹がいると楽しい反面、喧嘩もつきものですね。玩具を取った取られた、お菓子の量が多い少ないなど、些細なことからとんでもないバトルに発展します。
そんなバトルを見てストレスを溜めることなく、子どもに公平に叱ることができればよいのですが、そうもいきません。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が兄弟喧嘩の対処法についてお話ししたいと思います。
■下の子が生まれてから我慢ばかりの兄
下の子を出産する時、上の子は数日間はママとお別れになり、ここで人生初めての親との別れを経験します。
赤ちゃんが産まれたその日を境にお祖父ちゃんも、お祖母ちゃんも、パパも話題にするのは下の子のことばかり。今まで“自分王国”だった上の子はある日突然その座を奪われるのですから、そんな弟に対して何かしらのライバル心のようなものが芽生えていきます。
赤ちゃんが笑えば皆「可愛いわね~」、寝返りを打てば大騒ぎ、立ったら「スゴイスゴイ」と褒めるママ達をみて、上の子は「そんなことくらいで褒められて!」と面白くないはず。
自分も同じように皆がしてくれたことはすっかり忘れてしまっています。
そして、なんとか親の気を引こうと哺乳瓶でミルクを欲しがったり、おねしょをしたりなどの“赤ちゃん返り”がスタート。そこで、イライラしたママから更に叱られ、上の子は居場所がないように感じてしまいます。
■お互い「自分は悪くない」と思っている
たいていの兄弟喧嘩は、どちらも相手が悪いと親に訴えてきます。
親も一部始終をすべて見ているわけではないので、早急に判断はせず、まずは両方の言い分をしっかり聞いてやりましょう。
例えばこんなふうに、
弟:「お兄ちゃんが僕のことを叩いた!」
ママ(兄に):「本当に叩いたの?どうして叩いたの?」
兄:「だって、僕が遊んでいた玩具をとったから」
ママ:「そうなの。玩具を取られたから悔しくて頭にきちゃったのね。○○ちゃん(弟の名前)、お兄ちゃんが最初に遊んでたものだから取るのはダメよ。それから○○君(兄の名前)、取られたからと叩いてはいけないよ」
子ども達はそれぞれ言い分を聞いてもらえ、自分の行動を反省します。裁判官のようになって“どちらが良い悪い”を審判しないようにしましょう。
例えば下の子が泣いていると「上の子が先に手を出したに違いない」と決めつけてしまうようなママ。泣いた方が被害者、泣かした方加害者と両者に確認する前から決めつけるのはよくありません。この場合、要領のよい子が有利な展開になったりします。
■兄弟喧嘩への上手な対処術
子どもはみんな自分のことをわかってほしい、認めて欲しいと思っています。どちらもママを独占したいので“自分は悪くない、相手が悪い”と思っています。
どちらかの肩を持つと“えこひいきされている”と感じ、兄弟の仲はますます悪くなります。でも、両方の言い分を聞いてやることで両者とも“ママに自分の気持を理解してもらえた”と感じ、互いに相手の気持ちもわかり、優しくなれます。
そのため、喧嘩が起きたらまずは2人の声に耳を傾け、受け止め、そしてそれぞれの直すべきところをしっかり伝えてあげましょう。
兄弟喧嘩はコミュニケーション力をつけるための恰好の場でもあります。自分たちの主張を言い合い、ぶつかることで相手の意見を聞いたり譲ったりの社会性も育っていきます。
いかがしたか?
兄弟喧嘩がエスカレートした場合にはもちろんママが仲裁に入ることは必要ですが、ある程度まではほっておきましょう。“人間関係を構築していくための練習をしている”と捉えてみませんか。