全然伝わっていなかった!叱っても「子供が全く理解できない」3つのNGワード
「また散らかしっぱなし!きちんと片付けなさいっ!」……思い当たるセリフじゃありませんか?
「うちの子は何度言っても全然ダメ」と、わが子の“言うことのきかなさ”に途方に暮れているママも多いことでしょう。でもそれって、実は“子どものせい”ではないのかもしれませんよ。
今回は、子育てコーチング専門家、菅原裕子さんの著書『子育てが変わる親の心得37』から、子供に伝わる話し方とNGフレーズの実例をピックアップし、今すぐに実践できる親子のコミュニケーション方法をご紹介します。
■NGフレーズ1:「きちんと(ちゃんと)~しなさい!」
「きちんとお片づけしなさい!」
1日に何度も口にする“お馴染みフレーズ”になってしまったというママも多いことでしょう。叱られた子供は自分なりに“きちんと”お片づけするのですが、ママはその完成度に納得できず、結局プリプリ怒りながら自分で片付てけていませんか?
実はコレ、子どもが“きちんと”片づけられないのは、どういう状態が“きちんと”しているのか、イメージが湧かないから。
こんな時は、「床にあるものを10個おもちゃ箱に入れてね」などと、具体的に声をかけてあげましょう。ママも一緒に1個、2個と数えながらおもちゃを拾い上げていると、あっという間にお部屋が片付きます!
■NGフレーズ2:「きれいにしてね!」
子供にお風呂掃除のお手伝いを頼むとき「きれいに洗ってね」と言っていませんか? この指示だけで、幼児が親の期待に応えられれば、それこそ天才と言っていいでしょう。
“きれい”の基準は大人でも個人によって異なる主観的なもの。ましてや子供に伝えるとなると具体的な指示は必須です。「キュッキュッっと音がなるまでお願いね」と子供にわかりやすくお願いしたら、まさにママの希望通りの美しさに仕上がり、わが子のできのよさに惚れ惚れしたという例もあります。
大人同士でも伝わりにくい“曖昧ワード”は子供を混乱させてしまうだけ。何かをお願いするときは、説明書に記載できるぐらい具体的な言葉で指示を出しましょう。
■NGフレーズ3:「さっさと(早く)~しなさい!」
「さっと(早く)しなさい!」といった子供をせかす言葉は、特に日本のママが多く発している言葉のひとつでしょう。息を付く間もなく急がされる子供は、わけがわからないまま叱られてビクビクしているかもしれません。
遊びながら食事をする子供に注意するときは「あの時計の針が6にいくまでに、パンを食べ終わろうね」と話したり、着替えをグズグスしているときは「TVのお歌が終わるまでに、パジャマを脱いで幼稚園のお洋服に着替えよう」と言ったりして、子供が頭でイメージしやすい言葉を選んで伝えてみましょう。「早く!早く!」と急かすよりも、子供の行動がぐんとスピードアップしますよ。
いかがでしたか?
つい言ってしまいがちな身近なNGワードに、思わずドキッとした方も多いのでは? “きちんと”などの状態を表す言葉は大人でも人によって受け取り方が異なるものです。数十年の人生経験を経て身に付けたママにとっては常識でも、生まれて数年の子供にはちんぷんかんぷんなのです。
菅原さんの著書には「“伝える”“指示する”は、言うことではなく、相手に理解させること。子どもがわかるような声かけをせずに“言ったじゃないの!”と言っても、それは言ったことにはならないのです。」と記されています。
「子供が言うことをきかない!」とイライラする前に、きちんと子供が理解できる具体的な言葉で語りかけているかどうか、今一度、考えてみてください。わかりやすい言葉で話しかければ、きっと驚くほどいろんな事ができるようになりますよ。
【参考】
※ 菅原裕子(2015)『子育てが変わる親の心得37』(幻冬舎)
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