チョコレートの「ドカ食い」が心臓病のリスク低下に関係? (2/2ページ)
■ 多くのチョコを消費する人とさまざまなリスク低下が関連
算出されたデータは、多くのチョコを消費する人は食べない人に比べ、11%の心血管疾患リスク低下、そして25%の死亡リスク低下を示した。ほかにも、心筋梗塞による入院や死亡、C反応性タンパク、心臓発作でもリスク低下が認められたという。
レビューに含まれる研究でも、そのうち心筋梗塞と心臓発作を評価する5つで、規則的なチョコ消費とリスク低下が関連付けられたほか、心血管疾患やそれに伴う死亡でも同様の傾向が見られたとのことだ。
■ “逆の因果関係”が考えられるも、研究チームはチョコの効果に自信
もっとも観察に基づく研究であるため、原因と結果についてのはっきりとした結論を導き出すことはできない。研究チームは、こうした食事の摂取頻度アンケートが多くの“思い出しバイアス”や項目の過小評価を起こす点も指摘している。また、そもそも心血管疾患のリスクがより高い状態の人たちは、健康な人に比べチョコを食べる量が少ないのでは、という“逆の因果関係”が研究結果の説明になる可能性もある。
しかし、にもかかわらず、研究者たちは「累積したエビデンスは、多くのチョコレートの摂取と低い将来の心疾患リスクの関連を示唆している」と付け加えている。

それでは、と今日からチョコの消費量を増やすのは早計だが、示唆に富む興味深い結果ではないだろうか。もっとも市販のチョコレートには糖分や添加物が多く含まれているものもあるので、食べる量に気をつけて損はないかもしれない。