子どものウソは成長の証!?「記憶力・想像力・知恵」がないと嘘はつけないと判明!
幼稚園に行きだしたわが子。帰ってきてから園であったことなどいろいろ話をしてくれます。でも、後で園の先生や他のお母さん達から聞くと、わが子から聞いた話と全然違ったりして、「うちの子嘘ついてる?」と心配になったりすることはありませんか?
今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、“子どもの嘘”についてお話します。
■嘘つきの子は記憶力がいい!?
イギリスのシェフィールド大学の心理学者であるエレーナ・ホイッカ博士の研究によると、嘘をつく子どもには特徴があるそうです。
・嘘が上手な子は、言語に関する作業記憶力がよい
・もっとも上手に嘘をついた子達は、矛盾がなく見破られることのないストーリーを生み出すことができた
・嘘が上手な子は、関連した情報を素早くつなぎ合わせることに長けている
そして、博士はこうも述べています。
「親としては、子どもが嘘をつくことは、誇れることではないかもしれないけれど、少なくとも上手に嘘をつくようになった子どもは、思考力や記憶力がよくなっていると喜んでもいい」と。
■嘘つきの子は想像力が豊か!?
“嘘”と聞くと、子どもには“よくないこと”と教えなければと思いますよね。でも筆者は、日々、子ども達に絵本の読み聞かせをしていますが、子ども達に聞かせるお話って、極端に言えば嘘ばっかりです。
しゃべるはずのない動物がしゃべったり、行けるはずのない所に行ったり、できるはずのないことをしたり……。
そんなお話を子ども達は目をキラキラさせながら聞いて、空想の世界に浸ります。現実の話と、空想の世界での話が、小さな子ども達の頭の中で区別がつかないとしても、不思議はありません。
もしかしたら、子ども達がママにお話しているのは、半分は楽しい空想の世界のことかもしれません。
■言ってイイ嘘とダメな嘘
ただ、「うそつきは泥棒の始まり」という言葉があるように、ついてはいけない嘘があります。
どの嘘がいいとか悪いとかの判断は時には難しいかもしれませんが、自分がやってしまったことをやっていないと言ったり、人に罪をかぶせたりというような卑怯な嘘はしっかり注意してくださいね。
でも、それ以外の、人に害を与えない他愛のない小さな嘘には、いちいち目くじらを立てなくてもいいかもしれませんよ。それらは、時にジョークやユーモアとして笑いのセンスを身に付けるのに役立つかもしれません。
また、もしかしたら、ワクワクするような推理小説やSF小説を書き始めるかもしれませんよ。
いかがですか?
“嘘をつく”というのは、想像力や記憶力、さらに論理的な思考力も必要になり、知恵がつかないとできないのです。言ってみれば、子ども達の成長の証でもあるわけですね。
叱らなければならない嘘と、楽しんでいい嘘をしっかり見極めて、時には嘘に乗ってあげたりしながら、子どもの成長を喜びましょう。