実はキケンな職業!? アイドル過酷事件簿・その1

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実はキケンな職業!? アイドル過酷事件簿・その1

 年端もいかぬ現役アイドルが、意識不明の重体に陥るという痛ましい事故が、今年1月に起こった。
 テレビ朝日『3B juniorの星くず商事』の収録中で、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の妹分として目下売り出し中の「3B junior(スリー・ビー・ジュニア)」のメンバー(12歳)が、パーティーグッズのヘリウムガスを吸引し、直後に意識を失ったのだ。緊急搬送された都内病院によると、失神の原因は、ヘリウムガスを一気に吸ったことによる「脳空気塞栓(そくせん)症」。脳の血管に空気が詰まり、血流が妨げられたのだ。
 この事件をきっかけに、所属事務所もテレビ局も安全管理を見直すことになった。しかし、過去にもアイドルの事故は何度も起きている。

アイドル過酷事件簿・その1
セメント、骨折、一酸化炭素中毒…

 群雄割拠のアイドル業界。各アイドルは、さまざまな方法でライバルたちとの差別化を図っている。
「例えば、ももいろクローバーZは、体を張った派手な動きやエンタメ色の強いパフォーマンスが売りのひとつであり、妹分の3B juniorにもその傾向があります。もちろん、売り出すための方策としては理解できますが、彼女たちは芸人でもアスリートでもないということを忘れてはいけません」(アイドルライター)
 2014年4月には、ももクロの佐々木彩夏が関西テレビ『ミュージャック』収録中に転倒し、左足関節を骨折。全治2ヵ月の診断を受けている。(編注:本人は2014年明けにも自宅でけがをしている)。客観的に見るとわずか1年足らずの間に、姉妹グループが(性質は異なるものの)立て続けに事故を起こしているのだから、単に局側の安全管理だけが問題だったとは考えづらい。

「FUJI☆7GIRLsのメンバー全員が負った全身やけどの一件も、アイドルの扱いが過酷になっている状況を如実に表しています」(前出・ライター)
 7人組グループ「FUJI☆7GIRLs」の活動が一時完全休止となるほどの事故は、2013年10月に発生した。遊技機に使われる映像の撮影に臨んだ7人は、「演出のため」と命じられ、全身にセメントをかぶらされた。
 自然にある泥や砂と異なり、セメントは強いアルカリ性を持っている。頭からかぶって無事でいられるはずもなく、メンバー全員が顔や体にやけどを負うこととなった。髪が溶け、短く切らざるを得なくなったメンバーもいたという。彼女たちがキャンペーンガールを務める遊技機メーカーでは、「泥に見立てたセメントを使った」「セメントは、通常のテレビ撮影で利用されているもの」と説明。
「安全のため、セメントに見立てた泥を使った」ならば分かるが、わざわざ危険なセメントを使用するとは、どういった演出だったのだろうか。真に迫ったリアクションを引き出すためだろうか?
 また、セメントをかぶる「通常のテレビ撮影」とは、いったいどのようなものなのか。その言い分は、甚だ理解に苦しむばかりである。

 ライブ中、客席へのダイブを敢行する「ぴゅあふる」のメンバー・綾川小麦と藤崎麻美は、2011年6月、テレビ東京『月刊MelodiX!』の収録中、わざと目を回して走るというゲームで、誤ってセットからダイブ。綾川は骨折で全治1ヵ月、藤崎は捻挫で同1週間のケガを負った。
 また、6人組アイドルグループ「でんぱ組.inc」は、2014年6月、映画『白魔女学園2』の撮影中に事故に遭った。発電機の排ガスによる一酸化炭素中毒で、6人中5人が病院に緊急搬送されたのだ。一部メンバーが短期間の入院をする程度で済んだものの、3B junior同様、場合によっては命に関わる重大なアクシデントだった。
 テレビ局を含む、アイドル業界を取り巻く関係者たちは、死者を出さないと事態の深刻さに気づかないだろうか?

その2につづく

(文・小室哲太)

シリーズ全話はこちら→http://bit.ly/1KrVovF

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