レインボウ・カラーに染まったホワイトハウス
6月26日、全米で同性婚が合法化されました。その夜のホワイトハウスはそれを祝福してシンボルのレインボウ・カラーにライトアップされました。

出典: Boston Globe
アメリカ合衆国最高裁判所は6月26日(金)全米での同性婚の合法を宣言しました。同性婚問題は人種問題と同様、人権に関わる大きな問題です。
私の住むネヴァダ州を含め36州とワシントンDCでは同性婚は2014年現在、州法によって既に認められていましたが、同性婚に反対していた保守的な南部や中西部の14州でも合法になったわけです。全国規模での驚異的な社会規範の変化に同性婚支持者たちは最高裁の前で歓喜に踊り、涙を流しました。
喜ぶ原告団のリーダー、ジェームズ・オバージフェル(中央)
『結婚こそが最も深遠な結びつきなのだ。』と最高裁判事のアンソニー・ケネディが判決声明を読み上げた時、原告団のリーダー、ジェームズ・オバージフェルはパートナーのジョン(故人、2013年没)の写真を掲げ、『我々の愛がイコールだということが判決で認められたのだ。そして、ジョン!これは君のためだよ。』と語りました。そして、オバージフルはメディア・レポーターに囲まれる中、大統領から祝福の電話を受けました。
結婚証明書

出典: The New York Times
南部のジョージア州アトランタでは、合法化後すぐに3組の同性婚の結婚証明書が発行されました。(写真はルイジアナ州のもの)
合法判決直後のオバマ大統領のスピーチ
オバマ大統領は、ホワイトハウス内のローズガーデンで『Thunderbolt/稲妻のようだ』と司法の決定を賞賛し、「このことはすべてのアメリカ国民が平等だということを確言したのだ。」と述べました。
ダイナミックな変化(風刺画)

Confederate Flag /南軍旗(アメリカ南北戦争時に南軍が掲げていた旗。南部では”歴史文化”として今だに掲げられており、アフリカ系アメリカ人への差別問題として取り沙汰されている。)を下ろしてGLBTのシンボルのレインボウ旗を掲げるという風刺画。オバマ大統領は、同性婚合法のスピーチをした後すぐにサウス・カロライナ州チャールストンの教会で起きた8人虐殺事件犠牲者の葬儀に向かいました。
同性婚支持者が権利を獲得するまでの長い道のり (動画はここをクリック)

出典: The Boston Globe / AP: Mark Sherman
同性婚が完全に合法化されたとはいえ、まだまだ反対する人はたくさんいます。しかしながら、このことは人権に関わる大きなステップと言えるでしょう。ボストングローブは彼らの長い道のりを1970年から年代順に紹介する短い動画を掲載しています。

出典: White House
ホワイトハウスが普段とは違う色にライトアップされた日は他にもあります。これは、乳癌に対する意識を高めるキャンペーンの時のライトアップです。ここ数年は毎年10月の下旬のある日、ピンクになります。もしかしたら、これから毎年、6月26日にはレインボウ・カラーになるのかもしれませんね。