まるでお正月!?日中は休業する店続出!ドバイからラマダンの様子を中継します!!
アッサラーム・アレイクム! こんにちは。ジュメイラです。 ラマダン・カリーム!! ラマダンに入り、私の周りでも「ムスリム(イスラム教徒)じゃないけれども、ラマダンでダイエットしてみる!」という人がチラホラ。彼ら彼女ら曰く、外出せずにおとなしくしていれば、水を飲まなくても思った以上にしんどくない…のだそうです。 私は40℃を超える日中に、“水を気ままに飲めない”というだけでも頭がクラクラしてくるというのに…。 今回はラマダン中ということで、ドバイの街がどのようになっているのか?買い物に出掛けたときに見たラマダンならではの風景を、あくまでも私が見て感じた一面ではありますが、ご紹介します。
街中の飲食店は、人目をはばかるように営業

こちらは住宅街にあるレストラン。
ラマダン中に飲食店を開ける際は、政府の営業許可が必要らしく。人もあまり来ないので、申請せずにラマダン中は夜だけ営業と割り切る飲食店も多いようです。
営業許可を取った飲食店は、上の写真のように窓越しに食事しているのが見えないように、ムスリムに配慮して営業します。
日中も営業する飲食店はデリバリー(配達)もしてくれます。

いかにも閉店時間のように見えますが、「営業中」と書いてあります。
破れた紙が“本当に営業中なの!?”という不安な雰囲気を醸し出していますが…。

こちらの店はショーケースの上に商品を並べて、肝心のショーケースには布をかぶせて営業していました。
冷蔵してあるショーケース内の商品をなるべく見せないように配慮して、商品を販売しているようです。

こちらはエミレーツモール内のレストランが密集したホールです。
写真の左奥に、何軒ものレストランが並んでいるですが、ご覧のとおり、どこの飲食店も営業していないため、お客さんがゼロ。ここまで人が居ないと、こういう場所に一人で座るのも気が引けてきそうです。

こちらのコーヒーショップも、真っ暗…。
モール内を歩いていても、こういう店が多いので、人も普段よりも買い物客も少ないです。
なんだか日本のお正月というか日曜日の朝のような、シーンとした街の雰囲気と似ています。
ショッピングモールの飲食店は、まるでゴーストタウンのよう…

『モール・オブ・ジ・エミレーツ(エミレーツモール)』というショッピングモールに行った際に撮った写真です。
営業していない店は、このように電気も点けておらず。真っ暗な中に、空いている席に座っている買い物客がチラホラ見えます。ラマダン月の日中だと、こういう飲食店は買い物客がベンチや待ち合わせ場所として利用している姿をよく見かけます。
フードコートはノンムスリム専用に間仕切りをして営業

こちらはエミレーツモールの2Fの端にあるフードコートです。
エスカレーターの奥がフードコートになっていますが、ノンムスリムの人のためにフードコート内は営業しているらしく。間仕切りが立てられて中が見えないように営業していました。

『For Non-Muslims & Kids』と書かれた間仕切りです。左側には英語で「これ以外の公共の場所で飲食している人を見つけたら、法的措置を取ります」といったことが書かれています。

フードコートの中に入ってみると、ハンバーガーチェーンのShake Shackは調理場を見せないようにカーテンをして商品を販売していました。ノンムスリムのエリアなので、そこまで配慮しなくても良いはずなのに、徹底しています。

フードコート内でも、営業している店舗としていない店舗がありました。
営業していない店舗は電気も消してあり。昼時のフードコートにしては人がまばらで、いつもよりもヒッソリした印象でした。
モール内は綺麗でワクワクする飾り付け

飲食店はヒッソリしていましたが、一方のエミレーツモールの内装はラマダン仕様になっていました。
ラマダンは、月と星、モスクなどが飾りで頻繁に使われるようです。とても綺麗でワクワクするような飾り付けでした。

もしかしたら、ムスリムにとってラマダン月というのは、クリスチャンのクリスマスのような神聖かつ楽しみでもある時期なのかもしれません。
以前、ムスリムの女性に「ラマダンは、一年の中でも一番楽しみな月なの!」と聞いたことがあります。その言葉を聞いたとき、“日中は一切飲み食いできなくなるラマダンが楽しみだなんて…!”と、私には理解不能だったのですが。きっと、断食で辛いだけではなく、こういう街全体の雰囲気が楽しみだったり、自身の信仰を再確認できたりする一年で重要な月だったのかなぁ…?と、今になって彼女の言葉を思い出します。

こちらは、ビジネスベイという場所にあるスーパーや衣料品店、フィットネスジムなどが入った複合施設の内装です。
ドバイではクリスマスの飾り付けはあまり力が入っていませんが、ラマダンはどこもそれなりに力を入れて飾り付けをしているように感じられます。
今年のドバイのラマダンは、夏至を挟んで太陽が昇っている時間が一年で最も長く、しかも日中は40℃を超える暑さなので、ムスリムにとっては非常に過酷な月のはずです。ですが、ヒジャブ(髪の毛を隠すための布)を頭に巻いて働いている女性や歩いている女性たちを見ても(女性だとヒジャブの有無で一目でムスリムだと分かる)、それほど大変そうには見えず、涼しげな顔をしています。
ラマダンは残りあと2週間ほど。
なんだかんだで今年も後半に入ってしまったように、ラマダンもあっという間に過ぎてしまいそうです。