【毎日トリビア】Vol.75 いいとこ取りなお祭り?『七夕』の由来は…
毎日1つ知っても知らなくてもいいような、ゆる~い豆知識をお送りするこの企画。 「へ~」と納得できるようなものから「これは知りたくなかった!」とか思っちゃうようなものまでご紹介します! 毎日一緒にじんわりと知識を深めましょう! 今日紹介する豆知識は… 七夕のもととなった伝説や由来についてです!

出典: iStock
日本の『七夕』は、中国の『乞巧奠』、棚機津女の伝説、牽牛・織女の話が混ざったもの。
7月の行事といえばまず頭に思い浮かぶのが『七夕』。よく知られているのは、織姫と彦星の物語ですよね。
毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣がありますが…
実は日本で行われているこの行事はさまざまな伝説や文化が入り混じったものだということを知っていますか?
その起源には数多く説がありますが、奈良時代に中国から伝来した『乞巧奠(きこうでん)』という行事ともともと日本の神事であった『棚機(たなばた)』、そして織姫と彦星の伝説があわさったものと言われています。
『乞巧奠』とは、中国の行事で7月7日に織女星にあやかってはた織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習から生まれたものです。庭先の祭壇に針などをそなえて、星に祈りを捧げます。やがてはた織りだけでなく芸事や書道などの上達も願うようになりました。
『棚機(たなばた)』とは古い日本の禊ぎ行事で、乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々のけがれをはらうというものでした。選ばれた乙女は“棚機津女(たなばたつめ)”と呼ばれ、川などの清い水辺にある機屋(はたや)にこもって神さまのために心をこめて着物を織っていたそうです。
そして、琴座のベガと呼ばれる織女(しゅくじょ)星と、鷲座のアルタイルと呼ばれる牽牛(けんぎゅう)星のお話。この二つの星は旧暦7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから、中国でこの日を一年一度のめぐりあいの日と考えられていました。
古くは、『七夕』を『棚機』や『棚幡』と表記していましたが、そもそも七夕とはお盆行事の一環でもあり、精霊棚とその幡を安置するのが7日の夕方であることから、7日の夕で『七夕』と書いて“たなばた”と発音するようになったといいます。