「わざとじゃないもん!」口ごたえ、言い訳習慣がある子が将来大人になったら…?
子どもがジュースをひっくり返し、洋服を汚されて叱るママ。すると「わざとじゃないもん!」と口ごたえ。
子どもは2歳前後になると自我が芽生え始めると言いますが、言葉の語彙が増えてママと活発にお話ができるようになる3歳頃には、こういった口ごたえも目立ち、ママも対応に困ることが増えてくるのではないでしょうか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が子どもの言い訳について、お話します。
■「口ごたえ・言い訳の習慣」は将来に影響します
子どもがジュースを運ぼうとした時、ママとぶつかってしまい洋服を汚してしまいました。もちろん、わざとではありません。
でも、こぼしたことによりママの着ていた大切なお洋服を汚してしまい、相手に悲しい思いさせているのです。ですから、ここは謝らせなくてはなりません。“わざとじゃない”“だって○○だから”といった口ごたえや言い訳の習慣を身に付けてしまうと大人になってから様々な状況において影響が出てきます。
●「会社の会議に遅刻した」
上司に注意されて「遅刻をしてしまい申し訳ございません」と謝る前に「遅くまで資料を作っていたので寝坊してしまいました」と言い訳から入る人がいますよね。
皆を待たせて相手の時間を無駄にしたのは事実。この時は、まず最初に遅れたことを謝らなくてはなりません。
●「子どもが保育園の遊具でケガをした」
あるママの子どもが保育園の遊具でケガをしてしまいました。迎えに行くと担当の保育士から最初に出た言葉がケガをした時の状況説明。
「○○ちゃんが滑り台を下から登って、上から降りてきたお友達とぶつかって少し擦りむきました。直ぐに保健室で傷の消毒をしたのですが……」延々と続く説明。聞いているママは何だか言い訳されているように感じてしまいますよね。
子どもが保育中に擦りむいたり、たんこぶを作ることはよくあることです。けれども、子どもを預かっている時間の保育中に起こったケガは保育士の責任。
まず「お母様、ケガをさせてしまって申し訳ありません。状況を説明しますと……」と「申し訳ございません」を最初に言わなくてはなりません。
会議に遅刻した人も保育士も小さいうちに「わざとじゃないもん」と言い訳して許されてきた習慣が、つい大人になって出てきてしまったのですね。
■「簡単な謝罪」を要求するのは止めましょう
もし、単にテーブルにジュースをこぼしただけならば「ごめんなさい」は少しおかしいです。一体、誰に対して謝っているのでしょうか? こぼれたジュースに対してでしょうか、それともママに対してですか?
こんな場合は自分でしてしまった行為による結果に対して“零れたジュースを拭かせる”だけで十分です。
よくある兄弟喧嘩の場面でも、親が現場を見ていないのに「泣かされた下の子が被害者、上の子が加害者」と決めつけてお兄ちゃんに「ごめんなさいは?」と強要するのもやめましょう。ひょっとしたら、下の子が上の子が遊んでいたものを横取りしたのかもしれません。
日本人はすぐに「すみません」と謝る習慣があります。謝るだけでなく、物を受け取った時も「ありがとう」ではなく「すみません」と言って受け取ったりします。
けれども相手も悪いのに機械的にこれをやると外国文化の中では“非を認めた”となり損害賠償を一方的に求められることになったりします。
いかがでしたか。
自分がしたことにより相手が迷惑をこおむった場合は「わざとじゃないもん」と言い訳をさせずにまず「ごめんなさい」と言わせましょう。そして、子ども同士の喧嘩の場合は状況確認をし、心から悪いと思った時にだけ謝らせるようににしましょうね。