眼を傷つけない緑内障・眼球癆の対処法が実現か!? 違和感も感じない「埋め込み式マイクロポンプ」 (2/2ページ)
定期的に眼圧を検査してポンプを調整することで、その患者に最適な眼内液の供給/排出ができる。将来的に埋め込み式センサーと連動して作動するようにできれば、自動的に眼内液の供給/排出が調整できるようになるという。
この方法は、患者にとっても負担の少ない処置法であるだけでなく、従来の薬剤による治療や手術による治療よりも正確に眼内圧の調整ができる。これまで、眼球癆になると失明は避けられず、最終的には美容的な理由から眼球を取り除くことが行われてきた。しかし、この方法ならば病気の進行を止めることができ、視力を永続的に維持することが期待できるという。
現在研究者たちは、実験室レベルで実際に作動するデモモデルを製作中だ。さらなる信頼性や耐久性のテストはまだこれからになる。
近年の各種デバイスの小型化技術によって、少し前では考えられなかった埋め込み式の機器による病気の対処法が次々と考え出されている。現在はちょうどその基礎研究の時期なのだろう。もう何年かしたら、こういった新しい治療法、対処法が次々と出てくるのかもしれない。
これからの高齢化社会では、単純に長生きするだけでなく健康を維持していくことも必要になる。それでも病気になってしまったときは、こういった治療法が確立していると心強い。