光によって結合力を強めて傷口の治療を助ける「ハイドロジェル」 (2/2ページ)
そして、ハイドロジェルが膨張する度合いや、その強さはコントロールすることができ、人体の動脈組織より伸ばしても耐えられるものが作れるという。
「私たちのハイドロジェルは、さまざまなことへ応用できます。細胞が成長するさいの足場として使ったり、試験皿で細胞と混ぜておいてから注射することで細胞の成長を刺激したり。そして怪我をした部位にシール状に貼ることで傷のバリアとして使うこともできると思われます」
「そんな処置ができれば、すぐに出血を止めることができるでしょう。臨床において、非常に可能性がある素材だと思います。私たちの手法はシンプルです。この材料は生体に対して無害です。将来は臨床におけるさまざまな問題を可決してくれることを願っています」とAnnabi博士は話す。
実際に臨床に使うには、もっとこの材料の特性や安全性をテストしなければいけないという。しかし、実用化されれば、これまでにないユニークな治療法が可能になるだろう。