BMI(肥満度)はそもそも無意味?同じ数値でも体型に差があることが判明(米研究)
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最近ではちょっとした体重計についている、肥満度を表すBMI(ボディ・マス・インデックス:肥満度指数)。これは体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数のことである。
肥満度指数BMIは、健康のバロメータとして長年利用されてきた。だが、 ニューヨークのボディ研究所(Body Labs)が6人の人をスキャンして作成した画像を見れば、それが実に信頼のおけないものであることが分かる。
BMIが同じでも様々な体型が存在するのだ。
自分のBMIは計算ツールを使えば簡単に知ることができる。
【BMI計算ツール】
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肥満の判定基準は国によって異なるが、公式には、25以上は過体重、30以上は肥満とされる(日本の場合、普通体重はBMI18.5以上、BMI25未満であり、BMI25以上になると肥満(1度))。したがって、この基準によれば太り過ぎである。
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今回の実験に参加した被験者は皆、身長約175cm、体重78kgで、BMIはいずれも25.4である。
以下の画像はボディ研究所がニューヨーク市民をスキャンして作成したものだ。Vは、身体と同じサイズの容器を満たす液体のリットル量を示す。
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1と2の人を比較したもの。マップの色は、両者の同じ部位を点と点で結んだときの距離を表す。水色は距離がなく、差異が大きくなると紫に近づく。腹部、背中、足の裏の差が大きいことが分かる。
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筋肉と骨は脂肪よりも密度が高いために、同じBMIでも体型は様々だ。足が特に重たい人もいる。しかし、BMIは身長と体重のみを考慮し、そうした要素は見逃している。BMIが身体の重量構成や配分を無視しているのだから、健康レベルや体型を適切に表せるはずがない。
痩せ型の人が肥満とされることはないだろうが、ギリギリのラインにいる人なら、簡単に誤って診断されうる。体格のいいアスリートなどは格好の事例だろう。また、平均的なBMIであっても、胴体が重いということもある。これは心疾患や糖尿病など、健康リスクの予測因子だ。
BMIでは、一流のアスリートやスプリンター、ラグビー選手なども、まったく運動しない人と同じグループとして処理される。例えば、元イングランド代表のラグビー選手ジョニー・ウィルキンソンは、BMIによれば肥満だった。
今日では、多くの栄養学者が、体脂肪率と身体組成の方がBMIよりも優れた健康指標だと議論している。
1本の紐で簡単にわかる健康診断
オックスフォード・ブルックス大学の研究者が最近発表した研究によれば、身長と同じ長さの紐を使って手軽にBMIよりも優れた健康診断ができるという。
やり方は、紐を半分に折って、ウエスト周りに回るかどうかか試してみるのだ。これが簡単にできるようならば健康的な体型だということである。これはウェスト周りが身長の半分以下である場合、心疾患のリスクが低下するという発見に基づいている。
via:dailymail・原文翻訳:hiroching
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