オリジナルスタンプを自販機で買えるようになる「OSMO」
ところで、本題に入る前に念のため確認しておきたい。朱肉の要らないスタンプで有名な会社は何という名前だろうか。
「シャチハタ!」うーん、口頭では正解だが、文字にすると不正解だ。
文字で書いたときの正解は「シヤチハタ」で、「ヤ」は小さくしないのが正式な会社名『シヤチハタ株式会社』である。
しかし、英語表記は『Shachihata Inc.』なので、発音は「シャチハタ」で良いらしい。紛らわしい。
ついでに、由来は創業の地である名古屋のシンボルである名古屋城の金鯱(シャチ)が描かれた旗という意味の「鯱旗」である。従って、「シャチハタ」の方が自然なのだが……。
と余談が長くなってしまったが、このシヤチハタ社が、オリジナルスタンプを作って購入できる自動販売機を2016年初頭から稼働させることを発表した。
いったい、どんな自動販売機なのだろう。
■ オリジナルスタンプを手軽に素早く作れる自動販売機
シヤチハタ社が始める自動販売機のサービスはは『OSMO』(オスモ)と言う。
自動販売機を操作することで、その場でオリジナルのスタンプを作成して購入できるという物だ。
スタンプはシヤチハタ社得意の浸透印だ。自動販売機に備えられた直感的に操作できるタッチパネルでオリジナルスタンプを簡単に素早くデザインすることができる。
オリジナルフォントや枠のデザインを利用して、自動販売機が設置された施設などに相応しい装飾を施すことなどもできる。
あるいは手書き文字や手書きイラストも組み合わせることができる。
それだけではない。スマートフォンから画像を送信して取り込むこともできるので、スタンプに写真も使えるのだ。

しかもスタンプの印面加工は僅か1分程度だというから速い。
作成出来るスタンプ印面のサイズは、12mm丸~53×53mmの角型までの7種が用意されており、本体カラーはは6色用意されている。そしてインクは5色用意されている。

さらに、この『OSMO』は、ネットワークによる遠隔操作でソフトやテンプレートのアップデートができるため、設置場所や季節に合わせたデザインに更新される。

■ 訪れた先の記念にオリジナルスタンプを作ることを流行らせられるか
シヤチハタ社は、2020年の東京オリンピックを視野に入れることで、『OSMO』の多言語対応化も目指しているという。
また、『OSMO』の設置場所としては、テーマパークや水族館、動物園や美術館などの他、サービスエリアなども検討している。

『OSMO』によってオリジナルスタンプを作る楽しさという新たなニーズを掘り起こす事によって、スタンプ市場を活性化させ、初年度で全国に100箇所の設置を実施し、1億円の売上を目指す。
訪れた先での記念品として、オリジナルスタンプを作るというブームは来るだろうか。