「尖閣・竹島・拉致被害者を取り戻せる」安保法制"強行採決"を喜ぶ元予備自衛官たち (2/2ページ)
「自衛隊といってもそのなかは自分が憎んだ左翼教師たちと変わらなかったね。辞めてからはまた悪の限りを尽くし、20代で今度は陸自に一般隊員として入隊。それもつまらん喧嘩で辞めちまったけど。でも会社勤めで厳しい世間の風に当たると自衛隊が懐かしくてね。仕事の傍ら予備自衛官としてまた入隊しました」(同)
同期や先輩・後輩たちの活躍の場が増えるから賛成
予備自衛官として入隊したMさんに、上官となったかつての同期、先輩、後輩は皆優しかった。幹部の階級章をつけている後輩からも「先輩」と立ててくれる。
「だんだんマスコミの反日、親中韓ぶりに世間が嫌気をさしていた頃です。自衛隊も変わってきたのでしょうね。やっぱり俺の居場所はここだった――と思いを強くしました」
そんなMさんにとって衆院特別委で可決された新安保法制はどう映るのか。
「理屈はいいんですよ。俺たちの同期、先輩、後輩たちが世界で大暴れできる場が整った。竹島や尖閣を取り戻す、拉致被害者を救いに行く、PKOとか何とかでも日本が恥ずかしい思いをしない。それを認めない日本人は日本人やめろといいたい。安倍総理こそ自衛隊を理解してくれている真の政治家です」(同)
だがMさんにとって今回の新安保法制の採決では公明党が政権与党として賛成しているのはこの上ない屈辱であると言う。
「公明党が自衛隊の足を引っ張っている。安倍総理もきっと悔しいと思います」
あまり昨今の政治情勢には詳しくはないが、それでも安倍総理を理屈抜きに支持するMさんのような元自衛隊員の声に支えられて、新安保法制は15日、強行採決された。
実際に海外の戦地に派遣される可能性の出てきた現役自衛官たちは、「今回の新安保法制では1年で自衛隊を辞めたようなヘタレほど元気がいい」と話す。こうした声ははたして安倍総理のもとへと届いているのだろうか。
(取材・文/鮎川麻里子)