義務なのになんと「●割が不使用」!チャイルドシートと子どもの死亡事故の関係
梅雨が明けると、いよいよ夏のレジャーシーズンの到来です! 家族で帰省したり、旅行したりと楽しいイベントが目白押しなのですが、この時期になると毎年痛ましい車の事故のニュースを耳にしますよね。
楽しい夏休みを悲しい思い出にしないためにも安全運転を心がけ、同乗する子供の安全にも気を配りたいものです。
そこで今回は、警察庁とJAF(一般社団法人日本自動車連盟)が発表したチャイルドシート使用に関するデータや筆者の海外での経験を元に、車の事故から子供を守るために大切な“チャイルドシート”についてお話します。
■使わないママは非常識!
筆者は、オーストラリアで出産・育児を経験したのですが、現地での“子どもを守るための法律”の厳しさには大変驚かされました。
乳児・幼児連れは、絶対にチャイルドシートがなくては車に乗れません。「ちょっと友達にそこまで乗せてもらうだけだから」なんて言い訳は通用しないのです。子連れなのにチャイルドシートを持参せずに「そこまで車で送って」などと言おうものなら、即“非常識ママ”の烙印を押されてしまいます。タクシーですらチャイルドシートなしでは乗せてもらえないのです。
余談ですが、数分でも子供を車の中に放置すると、警察を呼ばれてしまいますし、子供がいる車の中でタバコを吸えば、2万円超の罰金を科せられてしまいます。
乳児を抱えて慣れない現地生活していた筆者は、これらの厳しすぎる法律に「厳しすぎ!」と毒づいたこともありましたが、痛ましい事故を防ぐためには厳しすぎるぐらいがちょうどいいのかもしれませんね。
■義務なのに4割もチャイルドシートを使っていなかった!
今年5~6月に警察庁とJAFが共同で実施した調査によれば、チャイルドシート不使用の子供の死亡重傷率は、なんと使用していた子供の2.1倍にも上るそう。
2015年度のチャイルドシートの現在の使用率は62.7%。1歳未満では85.2%とかなり使用されているのですが、子どもの年齢が上がるにつれてどんどん使用率は下がり、5歳になると38.1%しか使用していないそうです。
チャイルドシートの使用が義務づけられてからすでに15年たっていますが、とても義務化されているとは言えない使用率ですよね。世界をぐるりと見渡せば、日本での車の事故から子どもを守る意識はまだまだ高くはないようです。
■チャイルドシートを付けていても油断は禁物
「うちはちゃんとチャイルドシート使ってるから大丈夫」というご家庭でも油断は禁物です。チャイルドシートを使用していても、取り付け方や使い方が間違っていると、せっかくの安全対策が無意味になってしまいます。
NGな使い方の代表的な例が子どもの身体のサイズに合わないチャイルドシートを使っているというもの。
チャイルドシートには生まれたばかりの新生児から1歳ごろまで使用するベッドタイプ、お座りができるようになってから4歳頃の幼児期まで利用するイスタイプ、幼児期から小学校中学年ごろまで利用できるクッションタイプと主に3種類があります。
成長に合わせて買い換えるのが大変という理由で、身体に合わないものを使っていても意味はありません。最近では、新生児から幼児期まで長期間利用できるものも販売されているので、これからチャイルドシートを購入する予定の方はチェックしてみてくださいね。
いかがでしたか?
「気をつけているから大丈夫」という少しの油断が、悲しい事故につながります。夏休みの計画はもちろん大切なのですが、楽しい旅を悲劇に変えないために安全対策も忘れないようにしましょうね。