お母さんなんだから「強く」ならないとダメですか?専門家に聞いてみました
落ち込んで誰かに相談をする時、「ママなんだから強くならなきゃ!」と言われ益々落ち込んでしまうことってありませんか?
そうして次第に「母親として何一つ子どもに十分なことをしてやれていないのでは……」と自分自身を追い詰めては自信をなくしていくママがいます。
こういったママの多くは真面目で一生懸命子育てをされている方が多いのが特徴です。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子がお母さんは強くあるべきか?についてお話ししたいと思います。
■ある障害児の母のメッセージ
筆者にこんなメッセージが届きました。
「初めまして。先週、もうすぐ三歳の子供が自閉症だと診断されたものです。私も疑っていたので総合病院に行ったのですが本当に診断くだされた直後の今、放心状態です。治らない障害。でも、少しは良くなることはないのかな、とネット検索魔になり。
(中略)
ママ友からは“お母さんなんだからもっと強くならないとダメよ、頑張って!子どもは変わってないんだから、あなたの見方が変わってしまっただけなんだから”と励まされたり、叱られたり。私はダメな母親です。辛いです。」
この手紙に対して筆者は以下の通りお返事を返しました。
「“母はもっと強くなれ”なんて酷いですね。我が子が障害児だと診断されてヘナヘナになるのが親なのに、そんな励まし無視しちゃいましょうよ! どんどん泣いてイラついて、ぶちまけて今は感情を出してくださいね。そして、同じ障害を持つママ達とつながってください。」
■母親だって感情をぶつけてもいい
さて、このやりとり、どうお感じになったでしょうか?
うちの子は障害児ではないのだから想像できないと思ってしまったママは、「あなたの子どもは他の子と同じように平均値に達していないです」と人から言われたときの気持ちとして捉えてください。
自分のお腹を痛めて生んだ子どもだからこそ、障害が判明したり、病気になったりすれば誰でも落ち込むでしょう。赤の他人だったらそこまではなりません。だから気持ちが弱くなって涙するのは当然です。
そんな時はその感情を内に隠して我慢してしまうのではなく、その感情をそのままぶつけて解放してしまいましょう。
■感情的に叱れるのは親の特権
また別の例として、子どもを叱る時「感情的になってはいけません。怒るのではなく諭す、叱るのです」と唄っている文章がありますが、感情的になることは決して悪いことではないと筆者は思います。また、感情的になって叱れるのは親の特権です。
他人から感情的に批判されて関係に亀裂が入り、その後一生口を聞くこともなく会うこともなくなるといったことは大いにあり得ますが、親子の間ではそれは起こり得ません。
どんなに感情的に叱られても、子どもはママのことが“世界一”大好きなのです。
いかがでしたか。
「お母さんなんだから強くならなくてはならない」「いい母親でいなくてはならない」と思わなくたっていいのです。子どもを産んで毎日ご飯を食べさせたり、お風呂を入れているだけでとても凄いことなんですよ。まずは自分をしっかり褒めてあげましょうね。そして辛い時は自分1人で溜めずに感情を解放して“弱いママ”もみせてあげましょう。