早稲田大学探検部も追った! アフリカのUMAの謎とは!? (2/3ページ)

学生の窓口

皆神先生 モケーレ・ムベンベについては、日本からも現地に探検調査に赴いた人たちがいて大変貴重な記録を残しているんです。

――えっ! そうなんですか。

皆神先生 1988年に早稲田大学の探検部がはるばる日本からテレ湖まで行って調査を行っているのですよ。ノンフィクション作家の高野秀行さんが当時この探検部にいて、調査時の出来事を『幻獣ムベンベを追え(発表時の『幻の怪獣・ムベンベを追え』から改題)』(集英社文庫)にまとめています。

――それで調査はどうだったのでしょうか。

皆神先生 とても面白いことが分かっています。まず、

●テレ湖はとても浅い湖だった

のです。水深は平均でわずか2メートルほど。これは早稲田大学探検部の大きな成果ですね。もし、モケーレ・ムベンベが水の中に棲む巨大な恐竜であれば、水深2メートルでもずっと隠れていられるほど、とても平べったいもののはずですよね(笑)。なにせ姿を隠すのが難しいほど浅い湖なんですから。

――そんなに浅い湖なんですね。科学的な調査を行なった早稲田大学探検部はすごいですね。

皆神先生 また、英国のテレビ局BBCが行った調査では「動物図鑑」を持っていって、それを現地の人に見せて「この中にモケーレ・ムベンベはいますか?」という聞き取りを行ったのです。すると「モケーレ・ムベンベ!」と言って指さしたのが……「サイ」だったのです(笑)。

――えっ!?

皆神先生 本来はこのような動物図鑑を持っていくということはすべきではありません。現地の人に先入観を植え付け、意識にバイアスをかける可能性がありますのでね。

――でも、ということはモケーレ・ムベンベはサイなんですか?

皆神先生 一つの回答ではあるでしょうね。ただですね、サイは熱帯雨林には生息していないんですよ。ですから、モケーレ・ムベンベがサイであったにせよ、どうしてサイがテレ湖までやって来たのかという疑問が残ります。

そもそも、現地で何を指して「モケーレ・ムベンベ」という言葉が使われているのか、という根本的な問題があるんですよ。

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