火星の食事はカタツムリで。ロシアの研究所が宇宙食としてカタツムリを提案

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 ロシア、クラスノヤルスクのバイオフィジクス研究所は、将来的に火星や月へ移住する人類のタンパク源として、現地で巨大なカタツムリの養殖農場を作ることを提唱している。また、メニューにはカイコも載っている。

 「宇宙飛行士が宇宙で摂取するタンパク質の3分の2は動物性タンパク質であるべきです。ですが、スペースの限られた宇宙基地で牛を飼うことはできません」とバイオフィジクス研究所の上級研究員ウラジミール・コヴァレフ氏は説明する。



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Martian Cuisine: Giant snails could feed first Mars colonists

  ソ連時代の宇宙開発計画を支援するために設立された同研究所は、40年にも渡って自給自足型の居住地の開発を行ってきた。今年、『ジャーナル・オブ・シベリアン・フェデラル・ユニヴァーシティ』誌に掲載された論文によれば、自給率97%のアフリカマイマイ生物圏の開発に成功したという。これは、ときおり植物の根や皮などの人間が食べられない部分を餌として与えるだけで、未来の宇宙飛行士は手軽にカタツムリを収穫できるということだ。

 「1人分を賄うには700~800匹のコロニーが必要でしょう。1日平均では、100~150gのカタツムリ肉を食べることになります。ですが、500gまでは安心して食べれますよ」

 アフリカマイマイは特に肉付きの良いカタツムリだ。10年以上の寿命を持ち、成長すれば20cmを超える。食欲が旺盛で、また寄生虫を媒介していることから侵略的外来種として危険視されるが、東南アジアでは珍味として珍重され、ペットとして飼われることもある。

 「自分で食べてみましたが、肉ほどではないにしても、味は悪くはありません」とコヴァレフ氏。同じく食べてみたという同研究所のニコライ・マヌコフスキ氏によれば、レバーのような味なのだとか。

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 これまでにも同じような研究はあった。1990年代初頭より、似たようなカタツムリが宇宙食候補として、ソ連の宇宙ステーション、ミールや国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込まれている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)を含む、日本の科学者もこの10年間、昆虫食を研究しており、ミツバチ、バッタ、カタツムリ、ハエ、シロアリという最新メニューを発表した。さらに、今回のバイオフィジクス研究所では、植物の発達を促し、繊維も提供し、アミノ酸も豊富なカイコを宇宙移住のスター候補に挙げている。

 このように地上において昆虫の実験コロニーを築く準備は万端だが、真の障害は火星への有人飛行にあるだろう。過去5年の間、2026年までの恒久的火星移住を目指すマーズワン計画がセンセーショナルに報道されたが、それを実現する技術や資金については未だ具体性を欠いたままだ。


via:rt.com・原文翻訳:hiroching


 宇宙で昆虫食めいたものが主食となるのなら、まずは地球で積極的にその味に慣れておく必要があるかもな、未来の人。


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