「無添加」「美白」は本当は危険? 化粧品表示の真実に迫る
ドラッグストアやコンビニにずらりと並ぶ基礎化粧。「美白」「保湿」「無添加」など、魅力的な表示が並びます。どれも素晴らしく効きそうな印象を与えるものばかりですが、表示にはちょっとした“仕掛け”のあるものが少なくありません。
●「無添加」ってホントに安心なもの?
敏感肌の人だったら気になる、化粧品の成分。できることならケミカルなものより、自然に近いものを……と思う人も少なくないことでしょう。添加物を含まないという意味の「無添加」というキーワードは、いかにも肌に良さそうです。
しかしこの「無添加」、もともとは2001年3月まで施行されていた旧薬事法で定められていた、アレルギー反応を起こす疑いのある成分と香料を指す「表示指定成分」を含まない製品によく使用されていたもの。現在では全成分表示が義務付けられているので、「無添加」の定義は曖昧なものも多数あります。
たとえば、ある添加物が入っていないことを謳い文句にして「無添加」と表示している、他の添加物が配合されている商品もあります。「無添加化粧品=添加物が一切含まれていない」という意味ではないことをおさえておきましょう。
●「自然派」化粧品は自然なのか?
ナチュラルなイメージがある「自然派」という謳い文句。ハーブや花のエキス、植物の種から抽出したオイルなど、植物由来の成分を配合している化粧品に使われていることが多い言葉です。
ただ、「これが自然派である」という明確な規定や定義はありません。中には植物エキスはごく少量で、合成成分も含んでいる製品が少なくありません。自然派にこだわりたいのであれば、配合成分をラベルで確認してから購入したほうが良いでしょう。
ちなみに「植物成分だから肌にやさしい」というわけでもありません。人工的に合成した成分は安定していますが、天然成分は複雑な構造を持つことも多く、アレルギーを引き起こす可能性もあるのだそう。イメージに引っ張られないようにしたいものです。
●それ、本当に美白に効果ある?
美白を目指す人にとって、基礎化粧品選びは真剣勝負。ただ、「ホワイト◯◯」など、美白に効きそうな商品名であっても、全く効果がないものもあります。ラベルをしっかり見て、厚生労働省が認めた薬用美白成分が確実に含まれているものを選ぶようにしましょう。ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、カモミラET、トラネキサム酸などが薬用美白成分としてよく挙げられています。
何を選ぶにせよ、まずはラベルをしっかりチェック! 食べ物を選ぶときに表示をしっかり確認するように、化粧品選びも慎重にして、自分に合うものを見つけたいですね。