人間の脳は「6000年前より劣化」した?脳についての意外な話 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

■少しでも楽しましょう

人間の脳は進化の過程で、さまざまな遺伝子が誤用され、転用され、流用されるなかで偶然生まれたもの。だから、不都合がいっぱいあるわけです。

いわば、「いろんな遺伝子の寄せ集め」でつくられたものだとも著者はいいます。

ポイントはここ。

「もともとからだの作りからしておかしいのだから、少しでも楽しみませんか」という考え方。

それこそが、読者に訴えかけたいことの趣旨だということです。

この点を踏まえて読み進めると、本書のメッセージをストレートに受け止めることができるでしょう。

■楽になれるように生きよう

私たち生物は、普通の状態がいちばん楽。健康も普通の状態をさすわけで、無理に働いたりしてからだを壊すなど異常なことだというわけです。

からだが普通の状態でいたいと願っているのに、そうでないことをしたがるのが人間。

しかし、そんな無理をせず、楽になれるように生きよう。

著者は本書を通じ、そんなメッセージを投げかけているのです。

以後も、自分の個性を知る方法、群れのなかでの働き方など、知っておくと便利な脳の情報が満載。

ぜひ一度、手にとってみてください。

(文/印南敦史)

【参考】

※長沼毅(2015)『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』クロスメディア・パブリッシング

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