AV女優だと思ってたらおっさんになってた! TENGA×SRに見た性の未来
7月17日、都内某所にて、「性を科学する」というテーマを掲げた「TENGA×SR体験会」なる催しが開催されました。
アダルトグッズ業界に革命を起こしつづけるTENGA。そして、目の前で実際に起きているライブ映像の中にあらかじめ記録・編集した仮想的な映像を差し込み、それをヘッドマウントディスプレイで体験するという「SRシステム」(代替現実システム)がコラボ。TENGAならではのコンテンツ・映像を体験できるという試みとのこと。
この謎めいた体験会に潜入。つくり手へのインタビュー取材も決行しました!
性を科学する最新テクノロジー
「TENGA×SR体験会」で、実際のところ何が行われるのか、よくわかっていない状態の筆者でしたが、この日会場となった都内某所に恐る恐る足を踏み入れてみたところ…!
セクシー女優の早乙女らぶさんがお出迎え! ものものしい装置に囲まれた体験ブースへ案内してくれます。
そして、言われるがままにヘッドマウントディスプレイを装着。ピントを調節してヘッドホンもつけたら準備完了!
体験中は「手はヒザの上に」との注意を受けてから、早乙女さんにSRの簡単な説明をしていただきます。
早乙女さんから「装置の具合を確かめるために私を目で追ってください」と言われ、目で追う筆者。
早乙女さんが手をふってきたので、反射的に手をふり返してしまい、「手はヒザの上」というルールを早速破ってしまいました。そして、後ろに回り込んで画面から見切れてしまった早乙女さんに、突然、背後から肩をムニムニと揉まれます。
「なんだこの最高体験は……!」と思っていた矢先、早乙女さんが目の前でおもむろに洋服を脱ぎ出すではありませんか!
アワアワしだす筆者を気にすることなく下着姿になってしまう早乙女さん。「ホックを外して…」などと言いつつも自分で脱ぎ、終いにはなんとブラもとってしまい、上半身は素っ裸に! 漫画だったら鼻血ブーッという展開……!!
「ちょ、え、何してんのー!」と心では思いつつも、目が離せないでいる筆者に、早乙女さんはとある選択を迫ります。「女の子にTENGAしてもらったことある? 普通のTENGAか短いTENGAか、どっちにする?」
「え、ここで?」と、どっちにしようか真剣に悩んでいる筆者に、早乙女さんが強制的に選んだ短いTENGAが渡されましたが、動揺から床に落としてしまいます……。
その後の超展開に期待していると、TENGA取締役の松浦隆さんが登場。「機材トラブルでいったん止めます」と残念なお知らせが告げられます。
「これからムフフな体験ができるのでは?」と思っていましたが、やむなく待っていると、ここで体験が終了。
呆然としている筆者に、ここで起こっていたことのネタばらしが行われました。
ネタばらし!
ヘッドマウントディスプレイとヘッドホンを外し、一部始終が説明されます。
早乙女さん曰く「実は私、今日は脱いでないんです!」
えぇぇぇぇぇぇぇ! にわかに状況が飲み込めず頭が混乱する筆者。
しかし、実際に床には渡されたTENGAも早乙女さんが脱いだであろうブラも落ちているではないか……。
真偽を確かめるべく、ヘッドマウントディスプレイ越しではなく、外側から筆者が体験する様子を撮影していた映像を見返すと、衝撃の事実が!……実際に目の前に立っていたのは、ずっとおっさんだった!
筆者がデレデレしながら話していると思いこんでいた相手は、早乙女さんではなく、実際はTENGAの松浦さんでした(涙)!
肩をムニムニしてきたのも松浦さん(泣)。
人の気配があると思っていたら!
ドキドキしながら受け取った短い方のTENGAも松浦さんからでした。
すっかりダマされた男・コダック川口……。ネタばらしを聞いてもまだ混乱している頭。
ヘッドマウントディスプレイには、最初、体験者の目の前の映像が実際に投影されています。ただ、それが途中で、事前に撮影してあった早乙女さんの映像に切り替わることで、目の前では早乙女さんがおっさんに切り替わったとしても、体験者が目にしている映像には可愛らしい女性がずっと映っている、というわけです。
実際の景色と映像がどこですり替わったのか? マジで検討がつきませんでした! SR体験すごい!
TENGA松浦さんと早乙女らぶさんにインタビュー!
今回の試みの仕掛け人であるTENGA取締役の松浦隆さん、セクシー女優の早乙女らぶさんにお話をうかがいました。
──いやぁ〜すっかりダマされました! SR体験がはじめてだったので、とても新鮮でした!
松浦 もし、「あのまま色々してもらえたらな〜」なんて思われたでしょう(笑)?
──そうですね。これ記事にできるのかな? って思いつつ(笑)。TENGAさんはこれまでにもこういった試みをされているのでしょうか?
松浦 映像と組み合わせたり体験会を開催するという取り組みは今回がはじめてです。
──どういった経緯でSRとコラボを?
松浦 きっかけはリバネスさんの冊子『incu・be(インキュビー)』で、いろんな企業が研究者の方に援助するという取り組みの中でTENGA賞を始めたところ、おかげさまでかなりの数の研究機関の方々から応募をいただいたんです。
いろんなフォーマットで、アダルトグッズに使える新素材やプロジェクトの提案がありました。SRは、その中のひとつで、TENGA賞を差し上げたのがきっかけです。その流れで、今回はSR Laboratories所属の藤井直敬さん、脇坂崇平さんに監修をお願いしています。
──あらゆる企画の中から今回の「SR」が選ばれたと。
松浦 そうですね。今日体験していただいたものが、即商品化されるとかではないんです。車でいうとモーターショーのコンセプトカーのように、いろいろ模索していく中のひとつの実験として進めています。
世の中の流れとして様々な分野にテクノロジーが利用される中で、我々が携わる分野も、SRといった最先端技術とコラボして新たに進化を遂げるというのは、そう遠くない未来での必然的な流れだと思うんです。
──今回の実験を試みるにあたってなにか試行錯誤された点、苦労された点はございますか?
松浦 どこまでを体験してもらい、どこからを想像してもらうか、そこを考えました。なるべくソフトな領域に止めておいて、そこからは体験者自身が想像して期待やワクワクドキドキが残ればいいなと。
まずはSRというものを体験していただいて、ここにTENGAが組み合わさることで、「もしかしたらこういう未来も待ってるのかな」と想像してもらえれば嬉しいです。僕らも楽しんで取り組むことができましたね。
──早乙女さんは、出演者として撮影はいかがでしたか?
早乙女 カメラなどの機材も含め、はじめてのことだらけでしたが、実際に体験してもらって「なんて楽しいんだろう!」って。
──どっきりを仕掛けたりするのはお好きなんですか?
早乙女 はい、好きなんです!
──撮影はどのように進めていったのでしょうか?
早乙女 想像でやるしかなかったですよね(笑)。
松浦 Google マップが採用している、ストリートビュー用の360度カメラとほぼ同じようなカメラを使っているので、カメラの切れ目みたいなところに立つと撮影がうまくいかないとか、制限がある中でやりました。台本があって、動きをつけながら分割して撮っていったという感じですね。まさに今日座っていただいた位置にカメラを立てて撮影しています。
早乙女 私は、そのカメラを体験者だと思い込むようにしていました。
──実際に体験した私も、本当に語りかけられているかと思うような映像でした。
早乙女 やった(笑)! でも何回かダメだしされました(笑)。
一同 (笑)。
松浦 基本的に編集作業はほぼないんです。1回はけて出るタイミングだとか、色調とかも、PCでリアルタイムに操作しながら、微妙にズラしたりしてます。
──すごく自然な映像で、体験している時も違和感がなかったです。
松浦 ヘッドマウントディスプレイを通して肉眼でみているものと映像がどこで切り替わったのかかわからないですよね?
──ぜんぜんわからなかったです。しかも、映像に切り替わった時に誰もいないのではなく、別の人が実際に立っていることで、その気配が感じられて、より自然な体験になっていました。
松浦 実際に動いていたのは、おっさんでしたからね(笑)。可愛くてキレイな女性じゃなくても、簡単なフリだけやっといてもらえれば成立します。
──今回のSRシステムを利用して新しくやってみたいこと、今後の展望などをお聞かせください
松浦 1つのビジネスモデルとして現実的にありえるなと思っているのは、ゲームセンター的なアイデアです。ゲームって今それぞれがパーソナルでスマホでやってますけど、それとは別にゲームセンターが存在していて、アーケードゲームっていうのは迫力だったりスケールだったり音響だったり、体感型だったりするわけじゃないですか?
我々の業界でいうビデオボックス(個室ビデオ)って、好きなDVDを借りて自慰行為する場所なんですけど、空間を確保してるだけで、行為自体は自宅でしていることと変わらないんですよね。
でもゲームは、スマホとアーケードとではやっぱり違っていて、その体験に対価を払う。もしかすると未来のビデオボックスは、このSRシステムが導入されているかもしれません。
例えば、すっごいキレイな受付嬢がお部屋に案内してくれて、こういうサービスを個室でしてくれるってどうですか?
──それはお家では体験できないですね(笑)。
松浦 男としては、だったら行ってみようって思えますよね。目の前にはモニターじゃなくって空間だけあればいい。場合によってはメニューから好みの子を選んで、選んだ子が目の前にTENGAをもってきてくれるという。
──考えられない未来が近づいてきてますね(笑)。
松浦 でも実際はおっさんなんですよ(笑)?
──おっさんである必要は(笑)! TENGAさんは、電動の商品も展開されてましたよね。
松浦 バキュームコントローラーですね。
──もし完全にフリーハンドでできるようになったりしたら、SRを組み合わせたりとか!
松浦 全自動でできたらもう無人でできますよね。
──ありがとうございます! とても未来を感じることができました!