セクシーで魅力的な女性ほど子孫を残せない可能性(ハエ社会・豪研究)
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あなたがもし美しいハエならば、その一生は安泰だと思うかも知れない。「美しい」、「愛している」という称賛の言葉で言い寄ってくる男性は数知れず。だがその美しさがあだとなるのだ。美しく魅力的なメスのハエは常に多くのオスに取り囲まれ、隙あらば遺伝子を残そうとアタックされる。実はこの大量のオスの存在が、遺伝子プールに悪い影響を与え、遺伝子を残す事を阻害しているのだという。
「今回実験に使用したメスのキイロショウジョウバエは美しすぎて、良い遺伝子を残そうとする多くのオスに取り囲まれ、交尾にばかり時間を費やしてしまい卵を産む時間が無かったのです。美しすぎるあまり遺伝子を残す事が出来なかったという事です。」
この研究を率いた オーストラリア、クイーンズランド大学生物学のスティーブ・チェノウェッフ教授はそう語る。
チェノウェッフ教授はハラスメント(この場合大勢のオスがメスに群がり交尾する事)が遺伝子の継続にどう影響するかを確かめる為、まずキイロショウジョウバエを二つのグループに分けた。両方のグループの男女比率を変え、オスによるメスへのハラスメントを調節した。そして、教授らは彼らに「やるべき事」をして貰い、13世代目を観察し、ハラスメントが遺伝子にどういう影響を与えるのかを調べた。
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13世代後、メスのショウジョウバエが安全に卵を産めるスペースを提供したグループでは特定の遺伝子の強化が見られ、更に彼らの健康面も向上し、一生に産む卵の数も増えていた。
しかし、オスに好きなだけ美しいメスのショウジョウバエと交尾する事を促したもう一つのグループでは、メスの健康面に低下が見られ、一生に産む卵の数も少なかった。もちろん遺伝子学的に「より美しい」ハエとオスが交尾する事によって、より良い遺伝子を残す事は出来るかも知れないが、統制のとれていない交尾は結果的に良い遺伝子を残せないという事が判明したのだ。むしろメス側はあまりにも多くのオスからアプローチされるが故に、男性の求愛行動に痛みを感じていたようだ。
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チェノウェッフ教授はこう語る。
「私達はオスとメスの間に起きる有害な関係性については気付いていました。しかし、この行動が多数の遺伝子の競合によって引き起こされる物か、より良い遺伝子を作る為の物だったのかは今まで分かりませんでした」
今後の研究の課題は、こういった現象が長期的にどういった変化をもたらすかを調べる事だという。この研究はハエのみならず、他の動物の進化論にも影響を与えてくるかもしれない。
via:.iflscience・原文翻訳:riki7119
例えば人間界には「美人薄命」などという言葉が存在するが、美しすぎるということは罪であり、淘汰されてしまうということなのだろうか?それにしてもハエ世界の美しさってどんなんだろう?目がパッチリとかそういう何かなのか?チェノウェッフ教授がどうやって美しいハエを選別したのかが気になるう。
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