国によって個性がでる?「Siri」のWindows版「Cortana」

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国によって個性がでる?「Siri」のWindows版「Cortana」

筆者はiOSユーザーだが、けっこう『Siri』(音声認識アシスタント)を活用している。PCとしてはMacを使っているので「Mac OSでもSiriが使えたらいいのに」と思っているが、いまのところは搭載されていない。

しかし、Windows PCにおいては、Windows10から音声認識アシスタントが搭載されるようになるという。そのアシスタントの名前が『Cortana(コルタナ)』だ。


■ Windows Phoneの機能をPCにも

じつはこの『Cortana』、Windows Phoneには以前から搭載されていた。さすがにiOS、Androidと比べてWindows Phoneは圧倒的にシェアが低いので、ご存じのかたは少ないだろう。しかし、その『Cortana』がWindowsのPCでも使えるようになるのだ。これは影響が大きいだろう。

Windows10の『Cortana』は、まずアメリカ、イギリス、中国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの7ヵ国でデビューする。そしてWindowsインサイダープログラムの中で、日本やオーストラリアなどでも、数ヶ月以内には使えるようになるという。つまり日本語でも対応してくれるようになるのだ。

Window Phoneにおける『Cortana』の機能は、やはりiOSにおける『Siri』と同じようなもののようだ。電話をかけたり、スケジュールを確認したり、スポーツの試合結果を教えてもらったりできる。動画を見るかぎり、Windows10における『Cortana』も同じような機能になりそうだ。

■ 「Cortana」は国によって個性が異なる

Microsoftではそのブログで、Windows10における『Cortana』について紹介しているが、そこでは、その機能性よりも各国の文化への親和性について力を入れて記述している。

たとえば、音声タレントのチョイスにも気を使っている。リサーチによって決定した中国の『Cortanaha』は笑顔で話しているような話し声、 イギリスでは抑制がきいてのんびりしたような話し声になっている。

また、機能面でも各国、各地域のニーズをふまえている。たとえば、中国では大気汚染の状況が大きな関心事なので、『Cortana』も大気汚染の情報を取得して告知してくれるようになっている。

さらに、ユーモアや礼儀正しさといった『Cortana』の“性格”まで、各国、各地域に合わせて考慮している。たとえば、イギリスでは抑えの利いたユーモアを理解し、ユーザーがふざけていると認識したら皮肉で返答したりもする。

イタリアでは、『Cortana』は国民としてのアイデンティティを強く誇りにしている。ユーザーへの返答では「私たち」という1人称を多用し、歌を歌うようにリクエストされると、イタリア国歌を歌うという。

各国の文化も理解している。フランスの『Cortana』はカンヌ映画祭を祝い、カナダではホッケーを愛し、インドではクリケットの選手で国民的スターであるSachin Tendulkarのファンである。きわめて礼儀正しさが重視される日本では、まずおじぎをするという(※どうやってだろう?)。

同ブログでは『Cortana』についてこう締めくくっている。

私たちの目標は、文化的に価値があって、親しみやすくて、役に立つアシスタントを、Windows10でもたらされる経験の一部として提供することです

一時期ジェスチャーコントロールや音声コントロールが可能なデバイスが数多く発表されていたが、現在はやや小康状態にあるような気がする。しかし、音声コントロールにはまだまだ未来があると思う。

筆者は残念ながらWindowを使う機会がほとんどないが、興味があるひとはぜひ積極的に『Cortana』を試してみてほしい。

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