【アニメキャラの魅力】寡黙な研究室室長?ナナの愛する大切なパパ「蔵間」の魅力とは?『エルフェンリート』 (2/3ページ)

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■ナナのパパ

 施設でモルモットにされているディクロニウス「ナナ」は、蔵間の事を父だと思っています。過酷な実験から心の拠り所を求め、蔵間を父として思い込んでいるそうです。しかし、蔵間自身もそんなナナと接している内に、彼女を本当の娘のように大切に思うようになります。

 ナナは、鎌倉の墓地でのルーシーとの戦いで深手を負ってしまい、もう役に立たないと殺処分が決定・・・。しかし、蔵間はどうしてもナナを殺すことが出来ず、ひっそりと彼女を逃しました。その時、彼女が生活に困らないよう、使い切れないほどのお金を一緒に添えたのですが、施設に隔離されていたナナは一般常識が身についておらず、当然お金の使い方も分かりません。そのため、屋台のクレープすら買うことも出来ずに途方に暮れていました(クレープ代の500円が払えなかったのです。もちろん、彼女のバッグにはお店のクレープをすべて買える程の札束が入っていたのですが・・・)。挙句の果てに、暖を取るために札束を薪にしてしまうという、とんでもない行動に。いくら緊急とはいえ、ナナにお金の使い方も教えずにお金を渡してしまう蔵間室長も、結構なうっかりさんです。

■親としての責任

 施設の地下に厳重に隔離されていた最強のディクロニウス「マリコ」。彼女は蔵間の実の娘です。通常、ディクロニウスとして生まれてしまった子どもはすぐに処分されるのですが、蔵間はどうしてもそれが出来ませんでした。これまでずっと、他の同僚や他人の子どもを躊躇なく殺めてきたのにも関わらず、自分がその立場になった途端、それが出来なくなった事に長い間苦悩します。そして、自分の勝手で生かしてしまった娘が残虐な化け物として成長してしまった事の責任を取るため、彼女と一緒に最期を迎えます。今まで自分だけが助かり、多くの命を見捨ててしまった蔵間自身の、最初で最後のけじめだったように感じました。

 彼は、物語が始まるずっと前からディクロニウスに関わっていたキーパーソンです。蔵間のしてきた事は酷く身勝手に受け取られると思いますが、彼自身も、当事者になるまでは心を殺して職務を全うしようと思っていたはずです。しかし、やはりどうしてもその時になると固く誓った決心が揺らいでしまった・・・。
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