夏に増加!赤ちゃんがかかりやすい「カビ肺炎」原因となる自宅エリア3つ
30度を超す猛暑日が続くと、外出が減り、エアコンが効いた快適な室内で1日を過ごしているという方が多いのではないでしょうか?
そこで気をつけたいのが、この時期に多く発症する、自宅の空気が原因で赤ちゃんがかかってしまう“夏型過敏性肺炎”。別名“カビ肺炎”とも呼ばれます。
あまり知られていませんが、きちんとした対策をしなければ我が子を危険にさらすことになりかねません。
今回は、特に赤ちゃんや小さいお子さんをお持ちのママに知ってほしい、カビ肺炎の原因と対策についてご紹介します。
■「カビ肺炎」って?
夏型過敏性肺炎は、室内のカビの1種であるトリコスポロンなどへのアレルギー反応から発病する病気。高温多湿になる6~10月に西日本での発生が多い病気で、カビ肺炎とも言われます。
主な症状は咳や発熱、頭痛など、風邪と同じために対応が遅れることが多いのですが、死に至る可能性もある怖い病気です。
発病しやすいのは、体力の落ちたお年寄りや赤ちゃん。普通の大人でも夏になると咳が出るという人は可能性がありますので、注意が必要です。
■カビ肺炎を防ぐポイントは「湿度管理」
この病気は、カビが発生しやすい状況になることでリスクが高まるため、とにかく”カビが繁殖しにくい環境”を作ることが大切です。
そもそもカビは、空気中に漂うカビの胞子が一定条件下で発芽することによって生まれますが、ポイントとなるのは“湿度”。
部屋の湿度を60%以下に保つと胞子が発芽しないとされているので、カビの繁殖を防ぐためには湿度の上昇を防ぐ工夫が必要です。洗面所やお風呂などの水場は、湿度が高くなり、カビが繁殖しやすくなる場所。
小さい子どもがいるとなかなか掃除の時間も取れず、洗面器に水を入れたままの状態にしていたり、洗面所の水分を拭き取らずに放置しがちですが、空気中のカビ胞子はどんどんカビに発芽していくので、できるだけ掃除をこまめにするようにしましょう。
■「カビ繁殖を防ぐ」対策3つ
(1)空気の入れ替え
日本は梅雨から夏場にかけてジメジメした日が多くなり、気密性の高い建物ほど空気がこもり、カビが繁殖しやすくなっています。
クローゼット等であれば除湿剤を使って湿度を抑えることができますが、広い部屋の場合はあまり除湿剤が効果を発揮できませんよね。その場合は、早めにエアコンでの除湿を行ったり除湿機を活用するのも手ですが、一番効果的なのは窓を開けること。
エアコンは室内の空気を循環させているだけなので、定期的に窓を開けてカビ胞子を外に出すことが必要です。
(2)掃除、水分の拭き取り
バスルームの水分の拭き取りや、カーテンに隠れた窓辺の掃除をすることでカビを抑えることが可能です。日頃から水気を拭き取り湿気を防ぐことが大切です。
さらに、できればエアコンの掃除も週に1度を目安に行うのが理想。カビが発生している状態でエアコンを使うと、部屋中にカビを撒き散らすことになって逆効果です。場合によっては専門業者に依頼して、一度徹底的にカビの除去を行うのもオススメです。
(3)壁材を変える
もっとも効果的な方法は、転居して清潔な住居に移ったり、カビが発生している場所をリフォームして取り除くこと。その際のポイントとなるのは”壁材”。珪藻土(けいそうど)に代表される機能性壁材を使えば、24時間部屋の調湿を行うことが可能です。
珪藻土は、湿度が高い時は湿度を吸収し、逆に湿度が低くなると湿気を吐き出すことで、部屋の湿度を快適に保つという特性があり、その調湿性能は備長炭や竹炭の5倍程度と言われています! さらに壁自体が、自律的に呼吸し続けるため、半永久的に調湿機能を発揮するのです。
最近では、珪藻土の調湿機能をさらに強めた壁材もありますので、リフォームの際に採用してみるのもよいでしょう。このような壁材は壁にはらずとも、タイルそのものに調湿効果があるため、本棚やテレビ台などにタイルを立てかけたり、置いておくだけでも効果を発揮するものがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
いかがでしたか?
猛暑が続く毎日ですが、一日中冷房の効いた部屋にいると身体を冷やすばかりでなくカビ胞子を溜めこんでしまうことにもなります。部屋の換気をこまめに行い、湿度管理を工夫して、我が子をカビから守るよう努めましょう。