犬もOK!な、ドバイの散歩スポット ~イスラム教圏で犬と暮らす現状~

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犬もOK!な、ドバイの散歩スポット ~イスラム教圏で犬と暮らす現状~

アッサラーム・アレイクム! こんにちは。ジュメイラです。 ラマダンも終わり、いよいよ夏本番! 夜なのに、40℃台前半もあって、湿度も思った以上にあるため息苦しい! これから先の夏本番がどうなることやら…?と、暑いながらもヒヤヒヤしています。 さて。 今回は、日本人の友人宅のワンちゃん(正確にはワンちゃんのご主人)に、ドバイでワンちゃんと暮らす生活について聞いてみました。 ムスリムは猫を好みますが、犬は敬遠する人が比較的多いです。 宗教上の理由でワンちゃんが暮らすのに不都合はあるのか?お散歩はどういう場所に行くのか?など、聞いてみることにしました。

案内役は友人宅のワンちゃん、スパーキー君

今回、お散歩スポットを紹介してくれるのは、ドバイ・マリーナに住むスパーキー君(3歳、オス)。
最近、生後5カ月の弟君ができて、お兄さんになったばかり。スパーキー君のご主人曰く、弟君が来てからさらに甘え上手になったとか…!?

普段は家の周りを1日2回、朝と夜に散歩へ

スパーキー君のお散歩は1日2回が基本。7月の日中は気温40℃を超えて、人間でも暑くて歩くのが大変な季節になってしまうので、朝のうちに散歩します。

真夏の散歩は、夜になってから。
日中は40℃以上の気温のため、アスファルトが暑くてやけどしてしまうので、外出はできません。そのため特に夏場の散歩は、夜の遅い時間が必然的に多くなります。
特に、鼻の短いスパーキー君の犬種(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)やフレンチ・ブルドックなどは、体から汗を出すのが苦手で熱中症にかかりやすく、最悪の場合、散歩中に意識を失って死んでしまう子も多いのだとか。

真夏の日中は50℃を超えるドバイ。犬の夏の外出は、人間よりも体が小さいため、すぐに体温が上がってしまう可能性もあります。散歩といえども命がけです。

たまに、遠出してビーチまでお散歩

ここは「ジュベルアリ・ビーチ」という、ドバイの西側の、アブダビに近いところにあるビーチです。
このビーチは、ジュベルアリという商業団地にあるため、観光地化されたビーチではなく、観光客もほとんどおらず。休日に海でのんびり過ごしたい人の穴場のビーチです。

スパーキー君も、楽しそう!

イスラム教圏では、犬が敬遠されがち

出典: GULF NEWS

冒頭でも書いた通り、猫を好むムスリムは多いのですが、犬を不浄な生き物として敬遠する傾向にあります。在留外国人が多く宗教色がほかのイスラム教圏より色濃くはないドバイでも、やはり犬は敬遠されがちです。

2014年7月のある日、突然、ドバイ・マリーナ一帯で、犬を飼ってはいけないという条例が出ました。
昔からドバイ・マリーナに住んでいるスパーキー君一家には突然の禁止令で驚き、この紙面にもあるように、地元住民による署名運動にも参加しました。住んでいるマンションからも突然「犬を飼わないでください」といったDMが入ったそうです。スパーキー君一家は、DMを配布先に「引っ越した方が良いのか?」と問い合わせてみたところ、上からのお達しでDMを配布した体裁を取っているだけで具体的なことは何も言われず、今もスパーキー君と一緒にドバイ・マリーナに住むことができています。

ただ、昔は散歩コースの一つだったドバイ・マリーナの人が集まる場所での犬の散歩ができなくなり、今は自宅の周りを運動がてらに散歩するのが日課になっています。

ドバイも犬に厳しい場所と厳しくない場所がある

ここは犬には厳しくないJLT(ジュメイラ・レイクス・タワーズ)という場所です。
ちょうど、道路を隔ててドバイ・マリーナの反対側にある居住エリアで、JLTは近年のドバイ・マリーナの犬に対する規制が厳しくなってから、犬を飼う人が移り住んだり物件の需要が高くなった…と、聞いたことがあります。JLTの公園は、犬を連れて散歩することが許されていますが、ちゃんとリードを付けていなかったり、犬が入ってはいけない場所などに入っていると警備員に注意されます。

上の写真でも左側の方に立て看板があり、そこには「公園の外側の遊歩道は犬を連れて歩いてもいいけれど、公園内への犬の入場は禁止」ということが書かれています。

JLTは今はいくらか犬には寛容なスタンスとはいえ、犬を飼う人のマナーが悪ければ、きっとここも犬の立入禁止令が出てしまうのかもしれません。

JLTの散歩エリアには、ちゃんと犬のふんをいつでも片づけられるように、ポリ袋のロールが設置してあります。

スパーキー君と飼い主さんの本音は…?

飼い主さんによると、ドバイマリーナ地区は散歩のエリアが非常に限られた場所しかないので、いつも散歩コースが同じになってしまうのだとか。
スパーキー君のことを考えると、もう少し、ゆっくり散歩できるコースがあるといいなぁ…という思いがあるようです。

なぜ犬はダメなのか?

なぜ、犬はムスリムに嫌われるのか?
シリア人のムスリム女性の話では、「吠えるし牙があるから怖い。それに、もし犬に触ったら、着ている服を全部洗濯して、体も洗って清めないといけないから大変で…」と、教えてくれました。
とはいえ、ムスリムで犬を飼っている人も何人か知っています。服装やアルコール、犬との生活など「すべては神と自分との契約」の上に成り立つ彼らの生活なので、ムスリムと一括りにしても犬に対して寛容な人も結構、多いのかもしれません。

インターネットでイスラム教圏の犬事情を調べてみると、住居先で犬を飼っていることが大家さんに知られた時点で引っ越しを強いられるほど、犬に対して厳格な国があったり、厳格な大家さんが居るようです。
もちろん、ドバイでも大家さんの裁量が大きく、例外ではありません。

こちらはスパーキー君の弟君のシンバくん。
まだ生後5カ月で、天使の子どもみたいです…!!

ドバイで犬を飼う人は欧米人をはじめ、大勢います。
犬にも優しい環境がドバイでも整うといいなぁ…と、スパーキー君やシンバ君の癒しの顔を見て、思う次第です。

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