やりがち!子どもに「人並み」を求めれば求めるほど失敗に陥る、3つのNGしつけ
世の中にはテストの平均点、平均年収、平均身長、平均寿命……など、“平均”という言葉があふれていますよね。日本人は特に“平均”が大好きだと言われていますが、子育て中のママは子どもにも“平均”を求めていませんか?
顔や身体つきが違うように子どもの発達は平均値通りにはいかないものです。ママが平均を意識し過ぎて、子どもの発達を無視したしつけや教育を押し付けていると、子どもだけではなく、ママにも大きなストレスになってしまいます。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が、“平均値を意識しすぎている”ママの特徴をご紹介します。
■1:食事が「トレーニング」になっている
離乳食を卒業したばかりの子に、“スプーンやお箸を正しく使うこと“や“好き嫌いをしないこと”などのしつけを最優先させていませんか?
食事をする上でもっとも大切なことは“楽しく食べること”です。まずは、大人と同じものを食べる楽しみを教えてあげましょう。
まだ生まれて2~3年しかたっていない子どもは毎日の食事が未知との遭遇。この世で初めてタコやナマコを食べた人ってすごく勇気があると思いませんか? しいていうなら、子どもは毎日そのくらいの勇気を持って初めての食材と向き合っているのです。
ですから、食べず嫌いをしたり、残したりするのは当たり前。イスに座って食事しようとする意欲だけがあるだけでも褒めるに値する行為です。初めからなんでもモリモリ食べる子と同じようになることを強要してはなりませんよ。
■2:「使うあてのない単語」をたくさん覚えさせている
まだ話し始めたばかりの子どもに、あれもこれもと単語ばかりをたくさん教えていませんか?
単語は、相手に何かを伝えたいという欲求があって初めて必要となるものです。たとえ単語をたくさん覚えられたとしても、人と関わるシーンがなければ意味がありません。
ですから、子どもがまだお友達の輪の中に入って遊ぶことに興味を示していないようであれば、単語を駆使してコミュニケーションを取ろうと思うのはまだ先のことです。ママは決して焦らずに、子どもの発達に合わせて単語を教えていきましょう。
子どもが「人と関わりたい」と思うようになるためには、ママが気を利かせすぎるのはいけません。ずっとお世話をしていると、子どもが何をしてほしいのかがなんとなくわかるようになっていきますが、子どもが何も言っていないのにおもちゃや水を差しだすのはやめましょう。
言葉で欲求を伝えられるようになると、その便利さを実感し、自分からどんどん言葉を覚えるようになりますよ。
■3:「読みたがっていない絵本」を読ませている
少し先の話になるかもしれませんが、ひらがなを読めるようになったからと言って、読みたがってもいない絵本を読ませてはいけません。
みなさんにも経験があるかと思いますが、文章は「内容を知りたい」という気持ちがないと、いくら読んでも内容が入ってきません。つまり、「読みたい」と思って初めて絵本を自分で読むことに意味があるのです。
ですから、慌ててひらがなを教えたり、無理矢理本を読むように指示するよりも、子どもが小さいうちから絵本の読み聞かせをたくさんして「絵本には面白いことが書いてあるんだ。自分で読んでみたい!」と子どもに感じさせることの方が大切なのです。
いかかでしたか。
小柄な子、大柄な子、アレルギーがある子、食が細い子……人間はみんな違っているのが当たり前なのです。いろんな特徴のちょうど真ん中をとった“平均”にぴったりと当てはまる子などほとんどいないのではないでしょうか?
“育児書に書いてあることはあくまでも目安”と気楽に構えて、わが子の発育にあわせたしつけや教育を行っていきましょうね。