日本人は昔から知っていた 水が持つ「6つの性格」とは? (1/4ページ)
水不足。記録的な豪雨。いま、わたしたちのまわりには、水をめぐる問題があふれています。そして、それらの問題はいよいよもって、人類の生命をおびやかすほど深刻なレベルに達しつつあります。
『100年後の水を守る―水ジャーナリストの20年』(文研出版/刊)の著者であり、水ジャーナリスト・アクアコミュニケーターでもある橋本淳司さんは、本書のなかで自身がこれまでに関わってきたプロジェクト、またそれらを通して見えてきた水問題の現状について書いています。
今回、新刊JP編集部は橋本さんにインタビューをおこない、水問題はいまどのような状況にあるのかをうかがいました。その後編です。
(インタビュー・構成:神知典)
――橋本さんの活動の柱である、水ジャーナリストとアクアコミュニケーターについて、それぞれどのようなお仕事をなさっているのか教えていただけますか?
橋本:水ジャーナリストについては、水不足、水汚染で困っている地域を取材する仕事が多いですね。最近は豪雨の問題について取材することも増えてきました。
アクアコミュニケーターのほうは、ジャーナリストの仕事とは一線を引いた形で活動しています。具体的には、学校などの教育現場に入っていて、水の現状を子どもたちに伝える授業をおこなったり、自治体の条例づくりのお手伝いをしています。
なぜアクアコミュニケーターという名前にしたのかといえば、授業にしても条例にしても、こちらから一方的に何かを伝えるだけではうまくいかず、相互にコミュニケーションをとり合うことの大切さを痛感したためです。
――最近では、ご自身がアクアコミュニケーターとして活動するだけでなく、橋本さん以外にもアクアコミュニケーターを育てることに積極的な印象を持ちました。
橋本:「地元の水を語るのは地元の人がいちばん」だと思っているのです。わたしにとっては、ある地域で地元の水のことを子供たちに伝えてくれる人が、どんどん出てきてくれることが嬉しいのです。