悪魔の実かよ!500年前のスイカがホラー。17世紀の絵画がスイカの品種改良の歴史を物語る (2/3ページ)
スタンキの絵画に描かれるようなかつてのスイカは、糖度が十分に高く美味しかったとニンハウシュ教授は推測する。というのも、生で食べられ、ときには発酵させてワインにもしていたからだ。
だが、見た目はかなり違う。長い時間をかけて、今日見られるような明るい赤を持つように改良されてきたからだ。瑞々しい果肉は種を実らせる胎座である。畑で栽培される前は、胎座には赤みを帯びさせるリコピンがそれほど多く含まれていなかった。そして、この白い果肉のスイカは数百年をかけて私たちがよく知る大きく、リコピンを豊富に含んだ品種へと改良されてきた。
もちろん、改良されたのは色だけではない。後には、種を無くそうとする試みもなされている。ニンハウシュ教授が苦々しそうに語る説明によれば、これは「栽培化の論理的な進展」なのだそうだ。未来に暮らす人々は、写真から種があるスイカの姿を知るようになるだろう。だが、小さく、白いスイカの姿は、彼らとてルネサンス期の絵画を眺めるしかない。
via:vox・原文翻訳:hiroching
この昔のスイカの姿に海外掲示板が盛り上がっていたようだが、現在でも似た感じのものをたまに見ることがある。スイカは水分の反応に敏感で、土壌の水分量が過多になると、果実の中に栄養や水分を送るための維管束(いかんそく)の管が広がり、ルネッサンス期にタイムスリップしたスイカになってしまうのだそうだ。
以下は現代によみがえったルネッサンス・スイカである。