アリor失礼?「家の電話、小さい子どもに取らせていますか?」
子どもって“電話”が大好きですよね。オモチャの電話はもちろん、本物の電話がかかってくるとすかさず取りたがる子もいるのではないでしょうか。そしてゴニョゴニョなにかお喋りする姿は微笑ましいですよね。
でも、電話の向こうの相手はどう思っているのでしょう?
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“電話のしつけ”についてお話します。
■電話は最高のおもちゃ
子どもにとっては、電話は“最高のオモチャ”なんです。
電話に出てみると受話器の向こうから人の声がして、自分が喋ると相手が反応します。ボタンを押して決まった反応ばかりが返ってくるオモチャに比べて、電話は毎回毎回違う人だったり、自分の反応次第で相手の反応も変わったりと最高に面白いのもうなづけます。取りたくなるのは当然ですよね。
■電話は社会との接点!
けれども、まだ幼児の子どもに用事があって電話してくる人はめったにいません。いたとしてもお祖父ちゃん、お祖母ちゃんだったりします。可愛い孫が電話に出ると嬉しいものです。
けれども、ほとんどの電話はその家に住む大人に用事があって電話してきます。そんな時、子どもが出ると相手はどう感じているでしょう。「あなたに用事があって電話しているのではないのよ。早くお家の人に変わってよ」と言いたくなる方もいると思います。
筆者も仕事で多くの家庭に電話することがありますが、子どもが出てきてわけのわからないことをずっと喋っているケースがあります。電話はまわりの音を拾ってしまいますから、お皿をカチャカチャ洗いながら「誰?誰?」と怖い声で子どもに聞いているママの声もこちらに筒抜けです。
しばらくして、親が電話口に出てきて丁寧な言葉遣いで「はい、どちら様でしょうか?」と取り繕っても「誰?誰?」というその前の会話を聞いていますから「ああ、子どもにしつけが出来ていない家庭なんだな」と思ってしまいます。
親にすばやく代わってくれる場合ならまだいいのですが、ずっと子どもが喋っていてそのうちに誤ってOFFのボタンを押したのかカチャンと切れてしまうこともあり、そんな時は子ども好きの筆者でもイラッときてしまいます。
■子どもへの「電話の取り方」しつけ法
もし、子どもに電話を取らせる場合はきちんと受け答えのマナーを教えてからにしましょう。
「もしもし、どちら様でしょうか。お母さんに変わります」
こうできれば電話を取らせてOKです。壊れた携帯電話を使って電話ごっこで練習させてもいいでしょう。
幼児期は機械的に応答のやりとりの言葉を教えるだけでいいですが、今は物騒な世の中。見知らぬ相手に個人情報である名前や電話番号を気軽に教えて悪用される場合もあることも小学生ぐらいになったら教えましょう。
相手が「田中さんのお宅ですか」と聞いてきた場合、「いえいえ、鈴木です」などと答えず、「違いますが」とだけ言えばいいということを教えましょう。
電話での応対においては、むやみやたらに家の情報を教えない必要もあるのだと教えましょうね。
いかがでしたか?
このように、“子どもが興味を持っているから”という理由だけで自由に触らせるのはよくないと思います。また、”子どもが出ると可愛いから相手が喜ぶだろう”と思っているのはあなただけかもしれません。
電話は、家庭と社会との接点です。色んな人が用事があってかけてきますので、マナーを教えてから取らせるようにしましょうね。