4人に1人は、隣人の顔を知らない!『無縁社会に関する実態調査』
オウチーノ総研は、首都圏在住の20歳以上の未婚男女861名を対象に、『縁』に関するアンケート調査を実施、結果を発表した。調査期間は2015年7月9日~7月12日、調査方法はインターネット。
あなたの家の隣に住んでいる人のことを知っているかどうかを聞いたところ、「頻繁に会う・話をする」が4.8%、「時々会う・話をする」が10.0%、「会うと挨拶をする程度」が47.7%、「顔は知っているが、話したことはない」が9.8%、「知らない」が27.8%となり、4人に1人は、隣に住んでいる人の顔を知らないということが分かった。
また、年代別にみると、「顔は知っているが、話したことはない」や「知らない」と回答した、普段隣人とコミュニケーションをとらない人の割合をみると、20代が42.8%、30代が49.4%、40代が39.5%、50代が33.7%、60代以上が22.1%という結果になり、年配者のほうが昔ながらの近所付き合いをしている人が多いことが推測された。
さらに、「頻繁に会う・話をする」や「時々会う・話をする」と回答した人に理由を聞いたところ、最も多かったのは『生活時間帯が同じだから』という理由だった。また、「会うと挨拶をする程度」と回答した人の理由は『生活リズムが会わないから』が最も多く、「顔は知っているが、話したことはない」と回答した人の理由は『仲が悪い、トラブルが起きたから』が最も多かった。
「あなたの家の隣に住んでいる人のことを知っていますか?」
自分に何かあったとき(トラブル、天災、病気など)、近くに頼れる人はいるかどうかを聞いたところ、「ほとんどいない」が18.1%、「全くいない」が44.2%という結果になり、合計62.3%が何かあったときに近くに頼れる人がいないことが分かった。
男女別にみてみると、「近くに頼れる人がいない人」は男性が67.3%、女性が57.2%と、男女間で約10%もの差が生じた。また、年代別にみると、20代は67.1%、30代は69.8%、40代は63.4%、50代は63.4%、60代以上は47.7%と、60代以上のみが半数を下回った。60代以上の方は、普段から隣人とコミュニケーションをとっている人が多いことが考えられる。
さらに、頼れる人はどのような繋がりの人かを聞いたところ、「友人」が最も多く20.4%となり、次いで「隣人、近所の住人」(13.1%)、「両親」(12.5%)、「兄弟・姉妹」(11.0%)、「親戚」(9.4%)、「仕事関係、同僚」(5.5%)、「恋人」(2.5%)と続いた。
「自分に何かあったとき(トラブル、天災、病気など)、近くに頼れる人はいますか?」
両親や兄弟姉妹と会う頻度、連絡をとる頻度はどれくらいかという質問では、両親と「毎日会う」という人は39.4%、「毎週会う」は4.3%、「毎月会う」は7.3%、「年に数えるほどしか会わない」は19.9%、「数えるほども会わない」は8.4%という結果になった。さらに、両親と「毎日連絡をとる」という人は29.2%、「毎週連絡をとる」は12.9%、「毎月連絡をとる」は14.0%、「年に数えるほどしか連絡をとらない」は13.4%、「数えるほどもとらない」は9.8%だった。
一方、兄弟姉妹と「毎日会う」という人は17.1%、「毎週会う」は6.5%、「毎月会う」は9.2%、「年に数えるほどしか会わない」は30.8%、「数えるほども会わない」は18.2%という結果になった。さらに、兄弟姉妹と「毎日連絡をとる」という人は10.3%、「毎週連絡をとる」は9.9%、「毎月連絡をとる」は14.4%、「年に数えるほどしか連絡をとらない」は27.3%、「数えるほどもとらない」は19.9%だった。
両親・兄弟姉妹がいない、もしくはいたとしても年にわずかしか連絡をとらないと回答した人も多いことから、家族と疎遠な状態にあることが分かった。
「両親や兄弟姉妹と会う頻度、連絡をとる頻度はどれくらいですか?」
最後に、現代は『無縁社会』だと感じるかという質問をしたところ、「とてもそう感じる」と回答した人が14.2%、「まあまあそう感じる」が32.9%と、合わせて47.1%の人が『無縁社会』だと感じていることが分かった。その理由として「他人に干渉しない人、個人主義な人が増えたから」という声が最も多く、次いで「トラブルや事件・犯罪が多いから」という理由が挙がった。
一方、『無縁社会』だと感じないと回答した理由を聞いたところ、最も多かったのは「自分の周りは無縁ではないから」、次いで「自分次第だから」という意見だった。
「現代は『無縁社会』だと感じますか?」