あ、言ってるかも…!子どもが叱られても「ちっとも理解できない」ママの曖昧フレーズ10選
何度となく子どもに注意しても、来る日も来る日も同じことを叱っていることってありませんか?
叱る時はつい感情的になり、自分の言った言葉に意識が向いていないことが多いものですが、子どもが同じこと繰り返してしまうのは、実はママの言うことが“曖昧すぎ”て子どもに正しく伝わっていないことがほとんどなのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が子どもに伝わる話し方についてお話したいと思います。
■子どもには伝わらないママの曖昧フレーズ10
(1)「いい子にしてて」
病院の待合室で静かにしてほしいとき、「いい子にしていなさい」では“どんな子がいい子なのか”よくわかりません。こういう時は「名前が呼ばれるまで椅子に座っていようね」と言いましょう。
(2)「食事中はちゃんとお行儀よく座っていなさい」
食事中、姿勢がグニャグニャしているとき「ちゃんと座って食べなさい」では子どもにはどうすれば姿勢がよくなるのか手立てがわかりません。こういう時は「ここ(腰の骨を触ってあげて)を真っ直ぐ伸ばして座ってね」と言ってみましょう。本当にシャンとしますよ。
実際、“立腰教育(りつようきょういく)”という教育があり、教育現場で「こしぼねを立てましょう」と先生が子ども達に指示をしています。
また、“お行儀”も曖昧な言葉です。「肘をつかないで」「口に食べ物を入れたまま喋らないで」「箸やスプーンを使って食べて」の方が行動しやすいですね。
(3)「ちゃんと服を着なさい」
子どもが服を着る時に間違った着方をしているとします。そうした場合、「ちゃんと着なさい」ではなく「シャツの裾はズボンの中に入れよう」「ここのボタンは留めて」「前後ろ逆だよ」と何が違うのかをきちんと伝えましょう。
(4)「もう少しだから我慢して」
「もう少しだから我慢して」だと、1分待てばいいのか2分なのかはたまた30分以上かかるのかわかりません。子どもは永遠に長い時間に感じています。
「おやつはお昼寝をした後ね」「あのお友達のブランコが終わったら○○ちゃんの番だからね」と見通しを立ててやりましょう。
(5)「落ち着きなさい」
先生でも「落ち着きなさい」と連呼している人がいますが、この言葉では子どもは耳から耳へ抜けてしまいます。「紙芝居を読んでいる時は席を立たないで」「お隣の友達にちょっかいを出さない」と具体的に言えばわかりますよね。
(6)「弟(妹)に優しくしなさい」
単に“優しく”ではなく優しくする方法を教えましょう。「弟が玩具を欲しがったら貸してやりなさい」と言いましょう。
(7)「真面目にしなさい」
“真面目”ではわかりません。お葬式に子ども連れで初めて参列することになりました。「いい子にしているのよ」ではなく「お葬式の最中はお口チャックで笑わない」「供え物のお菓子を欲しがらない」とTPOに応じたルールを教えていきましょう。
(9)「早くしなさい」
一日中「早くお風呂に入りなさい」「早く寝なさい」と言ってもダラダラして動かない我が子。「○時までに片付けましょう」とか「100数える間に着替えてね」と具体的に制限時間を設けましょう。
(10)「仲良く遊びなさい」
“仲良く”は子どもには抽象的な表現です。「玩具は順番に使おうね」「独り占めしちゃいけないよ」「お友達の玩具を貸してほしいときは最初に『貸して』と言おうね」と仲良くする方法を教えましょう。
いかがでしたか。
笑い話ではありませんが、ママに「空気を読みなさい」と叱られた子どもが「空気は吸うものだよ」と答えた話があります。
まだこの世に数年しか生きていない子ども、抽象的な概念はなかなかわかりません。できるだけ具体的な言葉で説明してあげると行動しやすくなりますよ。