もう悩まないで!ママが「子どもをなかなか褒められない」本当の理由と対処法とは
天使のような子どもの寝顔を見て「ああ、今日も“褒めて”あげられなかった」「むしろたくさん叱ってしまった……」と反省することってありますよね。子どもは褒めて育てた方が良いと頭では分かっているのに、それが難しいのは何故なんでしょう?
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が、あなたが子どもを褒められない本当の理由と対処法についてお話しします。
■褒めることが難しい一番の理由とは
まず、一番お伝えしたいことは、あなたが子どもをなかなか褒められないのは、あなたが“悪いママ”だからではありません。
子どものしつけ方を育児本やネットで調べて勉強している方も多いかと思いますが、オムツの替え方や離乳食の与え方のように一定の知識を入手すればそれなりにできるものとは異なり、“褒め方”は勉強してすぐに身に付くものではありません。
褒める、叱るといったしつけの根本的な考え方は、結局のところ親から与えられたものと同じことをしてしまうのが人間です。つまり、あなたが親から叱られ続け、ダメ出しばかりされていたら、褒め方がわからなかったり、苦手になってしまうのは当然のことなのです。
■学校教育では「できないことばかり」指摘される
また、親から褒められて育てられた人でも、学校教育がはじまると“人と比べられる”環境に身を置くことになります。
学校では、クラスメートと成績で比較され、テストでは間違った箇所に真っ赤なペンでバツを付けられます。
たとえ、テストの点数が悪く、学校で叱られてしまっても、親が「間違っている箇所もあるけれど、前できなかったところができるようになったね」と肯定的な言葉をかけてくれればよいのですが、たいていは点数が悪かったことを注意し、ミスした箇所をやり直すように指示してしまう親が大半です。
このような環境にいると、子どもは“できること”ではなく、“できないこと”ばかりに目がいくようになってしまうのです。
■無理に褒める必要はない
このように、子どもを人と比較し、叱りつけ、否定し続けるような親は“毒親”と呼ばれています。一般的に毒親に育てられた人は毒親になりやすいと言われていますが、決して逃れられない負の連鎖ではありません。
まずは、子どものマイナス面を見て見ぬふりすることから始めましょう。そして、ごはんを残しても「ちょっと食べたから、まあいいか」というように、プラスの面だけに意識的に目を向けてみてください。
そして、「少し残しちゃたけど食べている物もあるね」というように、できるだけこれらを言葉に出すのです。それすら見つけられなければ「今日も元気ね」とか、朝起きたら「しっかり寝られたから気分がいいね」というように、子どもを見て感じた状態を言葉に出すだけでもいいんです。
これだったら無理に「スゴイね」「エライね」と褒めなくてもいいので、褒め方が分からない人でもできるのではないでしょうか。
いかがでしたか。
あなたが子どもを褒められない本当の理由は“あなたが悪いママだから”でも、“あなたの子どものデキが悪いから”でもありません。問題はあなた自身の“物事の捉え方”なのです。
日本は諸外国に比べ“自己肯定感”が低い人がとても多いと言われています。ですから、褒めることが苦手なのはあなただけではありません。子どもの寝顔を見て自分を責めることは自分すら認めていないのと同じこと。もっと自分を好きになってできることから取り組んでいきましょう。