リアル犬猿の仲? 日本各地で繰り広げられる「モンキードッグ」の戦い (2/2ページ)
画像はイメージです(m01229さん撮影、flickrより)

まさに「犬猿の仲」といったことわざを絵に描いたような、このモンキードッグ、いったいどのようなきっかけで導入されることになったのだろうか。2005年に全国で初めてモンキードッグを導入した、長野県大町市の農林水産課に話を聞いた。
「ある農家が、飼い犬のリードをサルの前で手放してしまったことが、そもそものきっかけだと聞いています。飼い主の手を離れた犬は、一目散にサルのもとへ......。犬に追いかけられたサルの逃げ方がいつもと違ったそうで、この光景を目撃した当時のうちの担当者が『これは使えるのでは?』と思い、実用化に向け働きかけたそうです」また、導入までの準備段階では、担当者の間などで「犬猿の仲という言葉もあることだから」といった会話が盛んに交わされていたといい、「言葉遊びではないですが、『犬猿の仲』ということわざも導入への追い風になったことは確かです」としている。
もちろん、大町市でも、モンキードッグを導入して2か月ほどで、周辺地域へのサルの出没数が激減。それに伴い、農作物の被害額も大きく減少したという。