役者としては目が出なかった演出家・蜷川幸雄

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役者としては目が出なかった演出家・蜷川幸雄

5月12日、世界的に有名な演出家の蜷川幸雄が肺炎による多臓器不全で死去した。 今でこそ誰もが知っている演出家だが、もともと役者を目指していたことはあまり知られていない。67年には俳優の石橋蓮司や故・蟹江敬三らと小劇団を作り、69年からの約10年間は役者と演出家という二足のワラジを履いて活動していた。役者を辞めて演出家1本に絞ったのは、女優の故・太地喜和子からダメ出しをされたから。当時の蜷川がテレビドラマ...

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