後世に伝えたい「ニッポンの大ヒット映画」女優!(3)<壮絶エピソード編>「蛇にピアス」決定翌日に顔の皮が剥がれた吉高由里子
真の女優とは、選ばれた者しか名乗れない苛烈な職業である。スクリーンの華麗な姿だけではわからない「壮絶な役作り」がそこにはあった! 女優の凄味を表す古典的なエピソードといえば、田中絹代(享年67)の「楢山節考」(58年、松竹)だろう。姥捨て山をテーマにした作品で、田中は「石で歯を折る」という有名なシーンのため、前歯を何本か抜いて撮影に臨んでいる。 そして21世紀も、女優たちの覚悟は継承されている。吉高...