「セーラー服ドラマ」35年の傑作選(5)あの名作、薬師丸版と長澤まさみ版の違いは?
B級のグラビアアイドルから国民的な女優へと綾瀬はるかが変貌を遂げたのは、ドラマ版の「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年、TBS系)だった。映画版の長澤まさみと同じく、病気のために髪が抜け落ちる役に剃髪して臨んでいる。 「この翌年の『あいくるしい』(TBS系)もそうですが、ドラマでセーラー服を背の高い人が着こなすようになった00年代以降の象徴と言えます。両作品ともセーラー服を着ての元気な部分と、運命に翻弄さ...