医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<帯状疱疹>「チクチク、ピリピリで…難聴や味覚障害の危険も」
とかく「帯状疱疹」といえば、過度な疲れやストレスで発症するイメージがある。だが誰でも発症するおそれがある病気だ。特に、50歳以上になると発症率が高く、増加傾向にある。80歳までに、実に約3人に1人が帯状疱疹になると言われているほどだ。 帯状疱疹は、水疱瘡ウイルスが原因となる痛みを伴う皮膚湿疹。しかし、水疱瘡が治っても、ウイルスは後根神経節という部位に潜んでおり、長い年月潜伏して、ストレスや疲れ、免疫...