歌人・永田和宏、亡くなった妻への思い…「亡くなる前には“僕は再婚なんかしない”とは言えなかった」
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インタビュー
僕が短歌を始めたのは19歳のときです。短歌をやっていて何がよかったかというと、そのときどきの「時間」が残ることですね。あのとき、あんなことを感じていたんだという、自分の“思い”が残るのはすごく豊かなことです。短歌はどんなに虚構にしてもいいけど、自分の時間にだけは嘘をつかないように作りたい。それはずっと思っていますね。 同じく歌人だった妻の河野裕子が亡くなって、今年で12年になります。亡くなって...