立つのが遅い、言葉が遅い、文字が読めない……などなど、わが子とよその子を比べてしまい、「うちの子になにか問題があるのでは」と悩んでいませんか?
でも、ママの頭の中がその悩みで占領されてしまうと、子どもが振り回され、その後の人生に暗い影を落とすことになります。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“他の子とわが子を比べる子育て”のダメージについてお話したいと思います。
■他の子と違いは「我が子だけの強み」
冒頭の悩みのように、親というものは、わが子が他の子どもより劣っているところを見つけるのが実に得意です。
これは乳幼児期に限らず、子どもが小学生になっても同じこと。例えば、テストだったら、正解している箇所ではなく“どこを間違ったか”に注目してしまいます。実は何の益も生まないのに、です。
でも、人と比べない方が良いということは頭では分かっていても、実践するのはなかなか難しいもの。
そこで、どうしても他の子と比較して“普通” や“平均点“の呪縛から逃れられないママは、逆にそれを活かしてしまいましょう。まず、いつものように他の子どもとの違いをどんどん、ピックアップするのです。
●他の子は公園で元気に走り回っているのに、うちの子は地べたの虫や石ころを見ているだけ。
●他の子どもは落ち着いて椅子に座っていられるけれど、うちの子は5分間も座っていられず席を立って、窓の外を見に行ってしまう。
そして、この“他の子との違い”の中でメリットになる箇所を見つけるのです。
●自分が動き回るより、地面に這っている虫の生態を見ているのが好きな我が子。観察力や集中力という強みがある。これを生かしたら将来、一つのことを探求する研究者になるかもしれない。
●窓の外に人影、何か音がする、それが気になる好奇心旺盛な我が子。いろんなことに興味を持ち、しかも行動力もある。