「まさか自分の精子がヤバイなんて思わないよね〜」 「最近の不妊はやっぱり女性の結婚年齢が遅いせいなんじゃない?」 と話す男性は私の周りにもとっても多いです。 女性は、若いうちからかかりつけの婦人科があることも多いかもしれませんが、 男性の場合は、よほどのことがない限り「精子のことを調べに行く」 という習慣はなかなかありませんよね。 「検査する」というきっかけがそもそもないのです。 皆さんの中にも「精子を調べられるなんぞ絶対に嫌だ。プライドが許さん!!」 という風に思っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
まさか自分が?!男性の「精索静脈瘤」
男性の場合、EDなど明らかに自覚のある症状のみがクローズアップされがちです。
しかし「射精できるから大丈夫」と安心はできないのです。
男性不妊のうち、もっとも多い造精機能障害(精巣の機能に関係し、精子の数が少ない(または無い)、運動率が低い、健康な精子が少ないに繋がる)は普段の生活ではなかなか気づかないものです。
この障害になりやすいと言われている「精索静脈瘤」も、知らなかったという人が多い症状ですが、実は男性不妊患者の約40%にあるとも言われています。
以前、この精索静脈瘤だったという男性にお話を伺ったことがありました。
彼は治療をして、無事にお子さんを自然妊娠で授かったのですが、
「アラフォーになるまで全く気づかなかったなんて・・・」と話をしていました。
おかしいなあ、なかなかうちは子宝に恵まれないと思っていたら、実はこれだった。
一見、素人が見たところでは、なかなか気づけない、気づかない・・・この精脈瘤。
原因不明で悩んでいるカップルの中に、もしかするとこういうケースもあるかもしれないということですね。