なんと、世界的に見ると、全人類の1/3以上と、感染が広く蔓延している寄生虫なのです。つまり、あなたも感染している可能性が十分にあるということ。 妊娠中の感染には要注意
健康な人が感染した場合、免疫の働きによって、症状が現れないように抑えこんでいることがほとんどです。時に、リンパ節が腫れたり、インフルエンザのような症状がでたり、筋肉痛が数日〜数週間続くこともありますが、免疫がきちんと働いていれば、特に問題はありません。
しかし、妊娠中の女性がこの寄生虫に感染してしまうのは非常に危険です。 気になる感染経路 そもそも、なぜトキソプラズマに感染するのか。その感染源は主に、食用肉・内臓(不十分な加熱処理のブタ、ヒツジ、ウシ、トリなど)に含まれるトキソプラズマのシスト(嚢子)、または、ネコの糞に多量に含まれるオーシスト(胞嚢体)だといわれています。それらが、何らかの理由で体内に入ることで感染してしまうのです。また、ネコの糞が混じった土をいじることで感染することも。いっぽうで、ヒトからヒトへの感染はありません。 なぜ、妊娠中の感染が危険なのか 妊娠の数カ月前〜妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、生まれてくる子どもが、先天性トキソプラズマ症になってしまう可能性があるのです。