【日本と海外の違い】ヨーロッパで鼻をズルズルはNG!? 「さっさと鼻をかめ!」

| 学生の窓口

季節の変わり目ですね。この時期風邪をひいている方も多いのではないでしょうか。

さて、風邪についてくる「お鼻ズルズル」--- これ、国によって「対処の仕方」が違うのをご存知ですか?

日本では朝、満員電車に乗っていると、風邪をひいている人の「鼻をすする音」が聞こえてきたりします。鼻をズルズルすする音、筆者は気にならなくなってきましたが、ヨーロッパから日本にやってきたばかりに人にとっては、この「ズルズル」が「この上なく不快な音」だったりします。

たとえばドイツの電車には風邪をひいていたとしても、鼻をズルズルすする人はほとんどいません。たま~に、ほんとうにたまに誰かが鼻をズルズルすすっていると、どこからかお節介なオバサンかオジサンがやってきて、「はい!ティッシュ!!」とティッシュを強引に渡されたりします。要は「鼻をズルズルすすらないで、サッサと鼻をかめ!!」ということです。

ドイツを含むヨーロッパの人は風邪をひくと、鼻を「チーン」とそれは物凄い音でかみます。日本の感覚だと、なんだか動物園にいるような強烈な音ですね。

日本に来て間もないドイツ人などは、電車やオフィスなどで大きな音で「チーン」と鼻をかみ、周りの日本人にドン引きされたりします。なにを隠そう筆者も来日して間もない頃、オフィスでついうっかり「チーン」とやってしまい、周囲の人々に「うわー!やっぱりガイジンって感じ!」と苦笑いされました。最近は気をつけるようにしています。

異なる文化の人々が集まるオフィスなどの場合、風邪をひいた時こそ「文化のちがい」(それはつまり「鼻をズルズルとすする?」「それとも鼻をチーンとかむ?」とうい問題)が前面に出るといえるでしょう。

なお風邪をひいていなくても、飲み物を飲むときや麺類を食べるときに「ズズズ」とやるか・やらないかに関しても文化の違いが強く出ますね。

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